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統計研修受講記(平成22年度 No.2)

専科「国民・県民経済計算(7月)」を受講して


千葉県総合企画部統計課  山本 雅夫


 私は平成22年の4月に千葉県庁に入庁し、統計課に配属されました。そして、私の初めての担当業務となったのが県民 経済計算の推計です。入庁前には考えてもみなかった業務内容に、最初は戸惑うばかりでした。大学では経済学を学んだものの、実際の業務ではより専門的な知識が求められます。日々の業務の中で、用語の意味や考え方などが少しずつ分かってはきたものの、その理解はあいまいなものにならざるを得ず、県民経済計算について一から学ぶ必要性を痛感していました。そこで、県民経済計算とその考え方の基本となる国民経済計算を体系的に学ぶことのできる、統計研修所の専科「国民・県民経済計算」研修を受講することにしました。


 実際の研修は、導入科目である「国民・県民経済計算の意義・役割」から始まります。この講義では国民経済計算、県民経済計算に共通する考え方や、どのような目的で作成されているのかということ、さらに国民・県民経済計算の現状や展望などについて解説がありました。


 続いて、「国民経済計算の概要」、「県民経済計算の概要」という科目で、それぞれに踏み込んだ解説を聞くことができます。講義の内容は歴史や理論から、用語の定義、実際の推計方法、現状の問題点まで幅広いものですが、基礎的な事項から関連付けて説明してくれるので、内容がスムーズに頭に入ってきます。


 研修最後の科目である「国民・県民経済計算を用いた回帰モデル・経済モデル」では、表計算ソフトを使用した経済予測など、少し応用的な内容を演習形式で学べます。この講義は、国民・県民経済計算を利用者の立場から眺める点で、普段の業務からはなかなか学習しにくい内容であり、非常に参考になりました。


 国民・県民経済計算は世界共通の統計体系=SNAに基づいて作成されるため、同一基準、同一概念による経済力の国際比較、各県比較が可能な唯一の統計です。また、県民経済計算については、地方分権の流れの中で必ず必要になってくる地域経済データの中心となるもので、その重要性は今後ますます高まっていくものと思われます。そのため、今回の研修で学んだ内容を今後の業務にいかし、推計の精度を高めていきたいと思います。一週間という短い期間の研修でしたが、 国民・県民経済計算について体系的に学ぶことのできる機会というのはこの研修以外にほとんど無く、大変有意義な研修 でした。


 最後になりましたが、研修期間中大変お世話になりました講師の先生方、統計研修所事務局の皆様方に、この場をお借 りして御礼申し上げます。


(統計調査ニュース 平成22年10月号より)


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