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統計Today No.17

数字で見る日本の姿
−第59回日本統計年鑑刊行−

総務省統計研修所次長 村田 茂


第59回日本統計年鑑を刊行しました

 社会・経済情勢の変化が激しい今日、行政における政策の企画・立案や企業の経営判断等の基礎資料として、統計の重要性はますます高まり、欠かすことのできないものとなっています。

 「日本統計年鑑」は、日本の現在の姿を統計数値によって的確にとらえることができるように、統計局を始め各府省や国内外の機関が実施した統計調査の結果や業務報告などに基づく統計を、総合的・体系的に収録した総合統計書として、毎年編集、刊行しています。

 最新の第59回日本統計年鑑は、今年の11月25日に刊行し、12月18日にホームページへ掲載しました。


日本統計年鑑


どのようなデータが収録されているのですか?

 我が国の国土、人口、経済、社会、文化などの広範な分野の基本的な統計を、「第1章 国土・気象」、「第2章 人口・世帯」、「第3章 国民経済計算」から「第26章 環境・災害・事故」、「第27章 国際統計」までの27章に分類し、網羅的かつ体系的に収録しています。

 更に細かく見ると、例えば、「第1章 国土・気象」のうち「国土」では、「国土構成島数、面積及び周囲」、「主な島」、「地目別面積」など9表、「気象」では、「気象官署別日照時間、天気日数」、「気象官署別降水量、風速、積雪」など3表、「第2章 人口・世帯」のうち「人口」では、「人口の推移」、「将来推計人口」、「都道府県別人口」など17表、そのほか「世帯」、「人口動態」、「人口移動」などの表が19表あり、27分野の合計では744の統計表を収録しています。


このような総合統計書はいつごろからあるのですか?

 「日本統計年鑑」の源流は、明治15年(1882年)6月に太政官統計院より刊行された「統計年鑑」(のちに「日本帝国統計年鑑」さらに「大日本帝国統計年鑑」に改称)にさかのぼります。しかし、それ以前にも、その前身となるものとして明治4年に「日本国勢要覧」が刊行されています。これは、岩倉具視米欧使節団が諸国歴訪をする際に、日本を紹介するために作成されたものです。また、同じ明治4年に太政官正院政表課(現在の総務省統計局の前身。)は、その最初の任務として明治5年に「辛未政表別ウィンドウで開きます。」を編纂(さん)・刊行しています。(※「辛未政表」は、刊行年の干支が「辛(かのと)未(ひつじ)」であることから、このような名称とされたものです。)

 統計年鑑は、明治15年の創刊以来合計59回の刊行を重ね、太平洋戦争の影響で刊行が中止されました。戦後になると、昭和24年に統計年鑑の刊行は再開され、新たに「日本統計年鑑」の名称でおおむね毎年刊行されるようになり、現在に至っています。今回刊行された第59回日本統計年鑑は、戦前の統計年鑑の最終版と同じ第59回を迎えることとなりました。

 なお、これら年鑑等は「統計図書館」にも所蔵されておりますが、特に「辛未政表」、「統計年鑑」については、明治初期からの統計に関する貴重な文献、第1回国勢調査に関する資料や古い年代の集計機器などを展示している統計専門の資料館である「統計資料館」で見ることができます。御興味がございましたら、是非お立ち寄りください。


外国にも同じような統計年鑑はあるのですか?

 諸外国においても、統計年鑑が刊行されています。

 例えば、

  アメリカ Statistical Abstract of the United States別ウィンドウで開きます。

  イギリス Annual Abstract of Statistics別ウィンドウで開きます。

  ドイツ  Statistische Jahrbuch fur die Bundesrcpublik Deutschland別ウィンドウで開きます。

  中国   中国統計年鑑別ウィンドウで開きます。

などがあります。いずれも、各国の主な統計を手軽に調べるためには便利な資料であり、インターネットでも提供されています。


ほかにもこういった総合統計書はあるのでしょうか?

 日本統計年鑑のように様々な統計を総合的にまとめた資料は、「総合統計書」と呼ばれています。総務省統計研修所では、総合統計書として、「世界の統計」、「STATISTICAL HANDBOOK OF JAPAN」、「日本の統計」を毎年編集し、刊行しています。


「世界の統計」、「STATISTICAL HANDBOOK OF JAPAN」、「日本の統計」


  • 世界の統計」は、世界各国の人口、経済、社会、文化などの実情や世界における日本の位置付けを知るための参考となる様々な統計を簡潔に編集したものです。国際機関の発行する様々な国際統計書を原典としており、統計表だけではなく、統計の用語・定義なども収録しています。
  • STATISTICAL HANDBOOK OF JAPAN」は、主として外国人向けに、日本の実情を統計だけではなくグラフや写真も交えて英文で紹介した資料です。日本のことを英語で外国人に説明したい日本人にも勉強材料として活用していただいています。
  • 日本の統計」は、「日本統計年鑑」の簡易版として、日本の国土、人口、経済などの様々な分野に関して、よく利用される基本的な統計を選んで体系的に編成し、手軽に利用できる総合統計書として刊行しているものです。

 「日本統計年鑑」を始め、「世界の統計」、「STATISTICAL HANDBOOK OF JAPAN」、「日本の統計」は、統計研修所のホームページにも掲載しており、皆様に広く利用されております。統計表の多くはエクセル形式で掲載しているため、数字の加工やグラフ作成も手軽に行うことができます。

 総合統計書のほかに、統計研修所のホームページでは、広範な分野の月次、四半期等の時系列データを掲載した「総合統計データ月報」(Japan Monthly Statistics)が御利用いただけます。また、日本の社会・経済の明治初期から現在に至るまでの変化をみるため、長期にわたる統計系列を整備した「日本の長期統計系列」(Historical Statistics of Japan)もホームページで提供しています。

 なお、「日本の長期統計系列」は、「日本帝国統計年鑑」、「日本統計年鑑」などを原典資料として刊行された「日本長期統計総覧」(総務庁統計局監修、(財)日本統計協会編集・発行)の時系列データの延長を行うとともに、最近の社会・経済の変化に対応して、「日本統計年鑑」に収録されている統計データを中心に収録項目の充実を行い、統計表としてとりまとめたものです。


終わりに

 「日本統計年鑑」は、その前身の「日本帝国統計年鑑」の明治15年の創刊以来、通巻で118回の刊行を重ねております。これからも、日本を代表する総合統計書として、引き続き皆様の御期待に沿えるよう内容の充実を図っていきたいと考えております。また、他の総合統計書につきましても更に充実を図るとともに、できるだけ分かりやすい統計書の編集に努めてまいります。


(平成21年12月18日)


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