統計局採用情報

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「数学的」な仕事
に限定されない面白さ

中本 琢実

統計局事業所情報管理課情報解析第一係長

中本 琢実

いろいろな脳みそを使う
統計局の仕事

入省したきっかけについて

学生当時、身近に公務員がいなかったという環境もあり、公務員で働くということはあまりイメージができていませんでした。
民間企業に入社をするのだろうと漠然と思いながら学生時代を過ごしていたのですが、たまたま研究室の先輩が総務省に入省をしたことをきっかけに、行政の仕事について興味を持ち始めました。
そこから合同説明会に参加をして様々な府省の話を聞く中で、私が理系だったということもあり統計局の仕事に惹かれました。
当時のイメージは、数字を集計して公表するという数学的な業務が中心なのかなと思っていましたが、実際に入省してみると業務の幅が非常に広く、数学的な業務もあれば、調査の企画や広報など全く別の脳みそを使っていく業務があり、自身のキャリアの幅を広げられる環境であると感じています。

仕事の様子
仕事の様子

会社版の国勢調査である
経済センサス-基礎調査

現在担当している業務と
そのやりがいについて

私は、「経済センサス-基礎調査」に関わる業務を担当しています。
経済センサス-基礎調査は、事業所・企業を対象とする各種統計調査の母集団情報を整備することを目的として、すべての事業所・企業を対象とした統計法に基づく基幹統計調査(特に重要とされる国の統計調査)です。
調査の企画や、オンライン調査システムの仕様検討、電子調査票の設計、調査用品の準備など、様々な業務に幅広く関わっています。
統計調査は、調査の企画、準備、実施、公表といった流れがあり、一つ一つの調査の始まりと終わりが見えやすく、メリハリをつけて仕事ができることがやりがいにつながっています。
また、調査は決して一人ではできず、様々な人がチーム一丸となって、意見をぶつけたり、協力したりしながら同じゴールを目指して仕事をしているので、実際に調査をやり終えたあとは、とても充実感があります。

仕事の様子

育休を通して感じた
職場のあたたかさ

職場の雰囲気について

とにかく、風通しの良さを日々感じています。
現在私がいる部署はもちろんですが、これまで在籍をしていた部署も含めて、本当に風通しが良いです。
私自身、半年前に娘が生まれて育休を取得したのですが、実は、育休を取得するかどうかについてギリギリまで悩んでいました。というのも、来年に経済センサス-基礎調査という大規模な調査があるため、準備業務など忙しくなるタイミングで自分が抜けるということは、
誰かに負担をかけることになるかもしれないと考えていたからです。
しかし、そのような葛藤を話すまでもなく、上司や先輩から育休を強く推奨されました。
「職場のことは気にせず、今しかない家族との大事な時間を優先しなさい」という言葉を聞いた時は、とても嬉しかったです。

仕事の様子

知識やスキルが無くとも
挑戦できるのが統計の仕事

受験者へのメッセージ

私自身もそうだったのですが、「統計の仕事」というキーワードを聞くと、理系専攻の少し特殊な難しい仕事というイメージが湧いてしまうかもしれません。
しかし、実際の統計局の仕事は業務の幅が広く、統計に関する事前の知識やスキルが無くても、入省後の研修や実務経験を積み重ねることで、誰でも業務に従事することができます。
また、統計は自分たちの生活と密接に結びついている側面があり、統計の知識を身につけることで、情報の読み方や探し方のスキルが向上し、私生活を豊かにすることにもつながります。
統計や数字に関する知識が現在は無くても、統計局の仕事に興味があるという方は、まずは業務説明会にご参加いただき、実際の統計局の仕事に少しでも触れていただきたいと思います。

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