統計局採用情報

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150年の歴史と知恵を繋ぐ
統計局の仕事

丸山 歩

統計局統計情報利用推進課調査官

丸山 歩

国勢調査員の経験が、
今の私に繋がっている

入省したきっかけについて

大きなきっかけとしては、学生時代に国勢調査の調査員をした経験です。
国勢調査は、我が国に住んでいるすべての人と世帯を対象とする国の最も重要な統計調査です。
国勢調査から得られる様々な統計は、国や地方公共団体の政治・行政において利用されるほか、民間企業や研究機関でも広く利用されており、そのような利用を通じて国民生活に役立てられています。
この国勢調査員の経験を通して統計局の存在を知りました。
官庁訪問で業務内容などを伺う中で、各種研修なども充実していることを知り、文系学部卒の私でも情報処理の技術を身につけることができるのではないかと感じて入省しました。

仕事の様子
仕事の様子

勤続30年を通して築かれた
幅広い業務領域

現在担当している業務について

これまで情報処理部署を皮切りに、小売物価統計調査や消費者物価指数などの統計作成の企画、審査・集計、公表といった一連のプロセスを担当しつつ、他府省の統計部門にも出向したり、先月はジュネーブに出張(円安を実感する2週間でしたが)するなど何回か国際協力の機会や国際会議に出席するなどの経験を重ね、気がつけば30年に及んでいます。
現在は、より統計ユーザーに近づいて、統計情報の利活用の推進とともに、
・統計リテラシー向上・発展に寄与するための取組
・総合統計書の企画・編集
・統計図書館の運営企画及び統計博物館の展示企画
などの業務に携わっています。

統計リテラシーの向上に関しては、統計データの取扱いに関してのスキルの高い人材を育成するという目標のもと、民間事業者や教育機関向けにオンライン学習のコンテンツなどの企画をしています。

総合統計書というのは、統計局で調査をしているデータ以外にも様々な統計を集めた書籍です。
日本で近代統計が整備されて150年余りが経ちますが、総合統計書の中には、明治15年から刊行しているものもあるため、常にアップデートを重ねています。

統計図書館は、内外の統計関係資料を所蔵する統計の専門図書館です。
国立国会図書館の支部図書館として国会議員や行政・司法の各部門に対して図書館サービスを提供するほか、一般の方にも開放しています。
統計について調べたいことがある方は、統計図書館をご利用ください。

仕事の様子

働き方改革に率先して
取り組んできた職場

職場の雰囲気について

一言で言うと、「かなり雰囲気のいい職場」だと感じています。行政機関ということもあり働き方改革については率先して取り組んできました。
特に統計局では、私の入省当時から女性職員が多く活躍されていたこともあり、産休育休などはもちろん、急な家庭の事情での休暇なども取りやすい雰囲気があります。
同僚と業務を調整しながらスケジュール管理ができたり、有給休暇なども計画的に取得できる環境です。
近年では、コロナ禍の影響もありテレワークやフレックス勤務制など多様な働き方を導入しています。

仕事の様子

「社会に役立つことを仕事にしたい」
そんな想いを持つ方に
おすすめしたい仕事

受験者へのメッセージ

これまで幅広い統計局での業務を通して、統計が、国や地方公共団体の政策に必要不可欠なものであると感じています。
新たな法案や政策が決定に至るプロセスの根底には、「なぜ、それをする必要があるのか」という点において、統計がその根拠として存在しています。
私自身文系学部卒ですが、実務を通して様々なスキルを身につけてきました。
社会に役立つことをしたいという想いをお持ちであれば、ぜひ官庁訪問や業務説明会にお越しいただき、統計局の役割を知っていただきたいです。

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