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3 高齢単身世帯の家計収支の状況

(1) 消費支出の状況

ア 概況

 全世帯のうち65歳以上の単身世帯(高齢単身世帯)について,平成16年10月,11月の1か月平均消費支出をみると,男性が165,923円,女性が155,959円で,男性の方が上回っている。(表I-5)

 消費支出に占める費目別割合をみると,男性は食料,住居,交通・通信,教養娯楽などで女性を上回っているのに対し,女性は被服及び履物,保健医療,「その他の消費支出」などで男性を上回っている。

 これを若年勤労単身世帯の費目別割合の男女差と比較すると,食料の割合は,若年勤労単身世帯で男性24.6%,女性17.8%と6.8ポイントの差があるのに対し,高齢単身世帯ではそれぞれ22.9%,20.1%と2.8ポイントの差となっている。また,被服及び履物の割合は,若年勤労単身世帯で男性4.8%,女性13.0%と8.2ポイントの差があるのに対し,高齢単身世帯ではそれぞれ2.7%,4.8%と2.1ポイントの差となっており,男女の差は若年勤労単身世帯に比べると小さくなっている。(図I-10)

 食料の内訳をみると,男性は外食,調理食品,酒類の支出割合が女性より高くなっている。一方,女性は野菜・海藻,魚介類,果物などの素材類や菓子類などの支出割合が男性より高くなっている。(図I-11)

表I-5 高齢単身世帯の男女別1か月平均消費支出(全世帯)

表I-5  高齢単身世帯の男女別1か月平均消費支出(全世帯)

図I-10 高齢単身世帯の男女別消費支出の費目別構成(全世帯)

図I-10  高齢単身世帯の男女別消費支出の費目別構成(全世帯)

図I-11 高齢単身世帯の男女別食料の内訳(全世帯)

図I-11  高齢単身世帯の男女別食料の内訳(全世帯)

イ 交際費

 高齢単身世帯の交際費をみると,男性が21,289円,女性が24,205円で,男女とも全年齢平均の交際費の支出金額(男性15,997円,女性21,472円)を上回っている。

 交際費のうち,贈与金は男性が11,202円,女性が13,675円で,交際費に占める割合は男性が52.6%,女性が56.5%となっており,男女とも全年齢平均(男性32.0%,女性49.1%)を上回っている。(表I-6)

表I-6  高齢単身世帯の男女別消費支出に占める交際費と贈与金の割合(全世帯)

表I-6  高齢単身世帯の男女別消費支出に占める交際費と贈与金の割合(全世帯)

ウ 保健医療

 高齢単身世帯の保健医療の支出金額は,男性が6,394円,女性が8,183円で,全年齢平均の保健医療の支出金額(男性4,767円,女性7,621円)に比べて,男性は1.3倍,女性は1.1倍となっている。

 保健医療の内訳をみると,男性は医薬品の支出割合が女性に比べて高く,女性は診療代などの保健医療サービスの支出割合が男性に比べて高くなっている。(図I-12)

図I-12  高齢単身世帯の男女別保健医療の内訳(全世帯)

図I-12  高齢単身世帯の男女別保健医療の内訳(全世帯)

(2) 高齢無職単身世帯の収支の状況

 高齢単身世帯のうち無職世帯(高齢無職単身世帯)について,実収入をみると,男性が170,565円,女性が139,874円となっている。内訳をみると,公的年金などの社会保障給付は,それぞれ160,008円,128,117円となっており,実収入に占める割合は,それぞれ93.8%,91.6%となっている。なお,男性に比べて女性は,社会保障給付以外の収入の割合が若干高くなっているが,これは仕送り金や受贈金が多いことなどによる。

 可処分所得は男性が156,363円,女性が132,785円,消費支出はそれぞれ162,397円,153,251円となっており,男女ともに消費支出が可処分所得を上回っている。この不足分は,貯蓄などを取り崩して賄っている(個人年金の受取なども含まれる)。(図I-13)

図I-13  高齢者無職単身世帯の1か月平均家計収支の内訳

図I-13  高齢者無職単身世帯の1か月平均家計収支の内訳(男)

図I-13  高齢者無職単身世帯の1か月平均家計収支の内訳(女)

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