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3 世帯類型別にみた家計

(1) 実収入,消費支出の状況

 勤労者世帯について,世帯類型別に家計収支をみると,1か月平均実収入は,有業人員が多い夫婦と子供と親の世帯(有業人員2.23人)が598,927円と最も多く,男親又は女親と子供の世帯(同1.41人)が302,538円と最も少なくなっている。

 1か月平均消費支出は,夫婦と子供と親の世帯(世帯人員5.14人)が409,204円と最も多く,次いで夫婦とその親の世帯(同3.24人)が401,475円,夫婦と子供のみの世帯(同3.80人)が340,657円,夫婦のみの世帯(同2.00人)が317,085円,男親又は女親と子供の世帯(同2.39人)が227,020円の順となっている。

 次に,消費支出に占める各費目の割合をみると,食料は,男親又は女親と子供の世帯が23.1%と最も高く,次いで夫婦と子供と親の世帯が22.5%,夫婦と子供のみの世帯が22.1%,夫婦のみの世帯が20.0%,夫婦とその親の世帯が19.7%の順となっている。このうち,夫婦と子供のみの世帯についてみると,子供の人数が多くなるに従って食料の割合が高くなり,夫婦と子供が3人以上の世帯では24.1%となっている。住居は,男親又は女親と子供の世帯が9.8%と最も高く,夫婦と子供と親の世帯が3.1%と最も低くなっている。これは,持ち家率が影響している。教育は,食料と同様,子供のいる世帯で高くなっており,夫婦と子供が3人以上の世帯が14.2%と最も高くなっている。(図III-7,表III-3)

図III-7 世帯類型別1か月平均消費支出の費目構成(勤労者世帯)

図III-7 世帯類型別1か月平均消費支出の費目構成(勤労者世帯)

表III-3 世帯類型別1か月平均実収入及び消費支出(勤労者世帯)

図III-3 世帯類型別1か月平均実収入及び消費支出(勤労者世帯)

(2) ライフステージ別の状況

 勤労者世帯のライフステージを,「夫婦のみの世帯(夫30歳未満)」を第1ステージ,「夫婦と子供が2人の世帯(長子が未就学児)」を第2ステージ,「夫婦と子供が2人の世帯(長子が大学生)」を第3ステージ,「夫婦のみの世帯(夫60歳以上)」を第4ステージと仮定して,その家計収支の変化をみると,以下のとおりである。

ア 第1ステージ -共働き世帯が半数以上-

 第1ステージは,共働き世帯が半数以上を占めており(有業人員1.64人),世帯主の配偶者の勤め先収入が105,377円と多く,実収入の25.0%を占めている。

 消費支出に占める各費目の割合をみると,持ち家率が低いことから,住居の割合が16.2%と,他のステージに比べて高くなっている。また,金融資産純増率が17.8%と高く,将来のために蓄えているとみられる。

イ 第2ステージ -子供にかかる消費支出が多い-

 第2ステージは,世帯主の配偶者が育児などのために仕事を辞めていることが多く,有業人員が1.24人となり,世帯主の配偶者の勤め先収入も28,871円(実収入に占める割合7.0%)と,第1ステージと比べると大幅に少なくなっている。

 消費支出は第1ステージと比べると0.9%の減少,実収入は1.7%の減少となっている。

 消費支出に占める各費目の割合をみると,食料が高くなっていることから,子供の食事代などへの支出が多くなっているとみられる。

ウ 第3ステージ -教育が多く,貯蓄を取り崩している-

 第3ステージは,世帯主の配偶者が再び勤めに出ることが多くなり,世帯主の配偶者の勤め先収入が71,285円(実収入に占める割合11.6%)と,第2ステージと比較すると多くなっている。また,事業・内職収入も多くなっている。

 実収入及び消費支出を第2ステージと比べると,それぞれ48.6%,86.2%多くなっている。また,可処分所得が509,600円であるのに対し,消費支出が526,078円と16,478円の赤字であり,金融資産純増率が-11.6%であることから,貯蓄などを取り崩して賄っているとみられる。

 消費支出に占める各費目の割合をみると,教育が27.6%と高くなっており,教育以外の費目の割合は他のステージと比べると低くなっている。

エ 第4ステージ -教養娯楽サービスや交際費などの支出が多い-

 第4ステージは,世帯主の配偶者の勤め先収入が29,512円(実収入に占める割合7.6%)と再び少なくなっている。

 実収入及び消費支出を第3ステージと比べると,それぞれ36.5%,41.8%少なくなっている。また,可処分所得が337,930円であるのに対し,消費支出は306,050円と31,880円の黒字となっている。

 消費支出に占める各費目の割合をみると,食料,教養娯楽,交際費などの「その他の消費支出」が他のステージと比べると高くなっている。このほか,保健医療も高くなっている。(図III-8,表III-4)

図III-8  ライフステージ別1か月平均消費支出の費目構成(勤労者世帯)

図III-8 ライフステージ別1か月平均消費支出の費目構成(勤労者世帯) 

表III-4 ライフステージ別1か月平均実収入及び消費支出(勤労者世帯) 

表III-4 ライフステージ別1か月平均実収入及び消費支出(勤労者世帯)

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