ここから本文です。
平成14年全国物価統計調査 結果の概要〔特売価格編〕
5 都道府県別にみる通常価格と特売価格の価格水準
- 牛乳は、通常価格、特売価格共に、東日本が西日本より安い傾向にある。
- 食用油は、通常価格では都道府県間格差が大きいが、特売価格では格差が小さい。
〇 表5-1は、特売実施率の最も高い「大規模スーパー」について、特売実施率の高い上位5品目(「牛乳」、「砂糖」、「食用油」、「鶏卵」及び「ティシュペーパー」)のそれぞれの品目の通常価格及び特売価格を都道府県別にみたものである。
このうち、「牛乳」及び「食用油」について、グラフにしたものが、図5-1及び図5-2である。
(1) 「牛乳」では、通常価格、特売価格共に、東日本は西日本に比べて安い傾向にある。
また、通常価格の高い(安い)都道府県では特売価格も高い(安い)傾向にある。両価格のグラフの形は類似しており、両価格は並行した動きをしていることが分かる。
(2) 「食用油」では、通常価格は最も高い和歌山県で441.6円、最も安い沖縄県で289.8円となっており、特売価格は最も高い新潟県で237.0円、最も安い沖縄県で189.0円と都道府県による価格の差が通常価格の差よりも小さくなっている。