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III 高齢者の就業
高齢者のうち65〜69歳の就業率は、男性が46.2%、女性が26.9%
平成23年の高齢者の就業者数は544万人となり、男性が333万人、女性が211万人となっています。
平成23年の高齢者の就業率(高齢者人口に占める就業者の割合)は、男性が27.6%、女性が13.1%となっています。これを年齢階級別にみると、65〜69歳の就業率は、男性が46.2%、女性が26.9%などとなっています。(図3)
高齢者の就業者は、「農業,林業」、「卸売業,小売業」が多い
平成23年の高齢者の就業者を産業別にみると、「農業,林業」が93万人と最も多く、次いで「卸売業,小売業」が92万人などとなっています。これを男女別にみると、男性は「農業,林業」が54万人と最も多く、次いで「卸売業,小売業」が51万人、「製造業」が42万人などとなっています。女性は「卸売業,小売業」が42万人と最も多く、次いで「農業,林業」が38万人、「宿泊業,飲食サービス業」が23万人などとなっています。(図4)
高齢雇用者に占める「非正規の職員・従業員」の割合は約5割
平成23年の高齢者の就業者のうち雇用されている者(以下「高齢雇用者」といいます。)は317万人となっており、役員を除く高齢雇用者は234万人となっています。高齢雇用者の「非正規の職員・従業員」は163万人となっており、高齢雇用者の51.4%(役員を除く高齢雇用者の69.7%)を占めています。なお、役員を除く高齢雇用者(234万人)について男女別に雇用形態別の内訳をみると、男性(136万人)は、パート・アルバイトが34.3%、正規の職員・従業員が31.4%、契約社員・嘱託が22.6%などとなっています。女性(98万人)は、パート・アルバイトが55.7%、正規の職員・従業員が28.9%などとなっています。(図5)
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