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家計調査平成14年平均結果の概況(詳細編)I-3
3.勤労者以外の世帯の家計
消費支出は11年ぶりの実質増加
平成14年の勤労者以外の世帯(平均世帯人員2.82人,世帯主の平均年齢63.7歳)の消費支出は,1世帯当たり1か月平均272,770円で,前年に比べ名目0.3%の増加,実質1.4%の増加と,3年以来11年ぶりの実質増加となった(図14,表1)。
消費支出の内訳をみると,住居(+9.5%),教育(+7.3%),保健医療(+5.1%)が大幅な実質増加となったほか,交通・通信(+4.3%),教養娯楽(+0.8%)が実質増加となった。一方,被服及び履物(-4.4%),家具・家事用品(-3.8%),光熱・水道(-0.6%),食料(-0.4%)が実質減少となった(表9)。
平成14年の動きを四半期別にみると,1〜3月期に実質0.7%の減少と13年4〜6月期以降4期連続の実質減少となった後,4〜6月期は実質1.1%の増加,7〜9月期は実質3.2%の増加,10〜12月期も実質1.9%の増加と3期連続の実質増加となった(表1)。
表1 世帯の種類別消費支出の対前年(同期)増加率(全国)(エクセル:35KB)