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II 世帯属性別の家計収支-2.(1)
2.年間収入五分位階級
(1)実収入の格差は前年に続き縮小
勤労者世帯の実収入を年間収入五分位階級別にみると,所得の最も低い第I階級で1世帯当たり1か月平均314,639円,最も高い第V階級で889,179円となった。
対前年実質増加率をみると,第I階級から第V階級までそれぞれ(-)0.4%,(-)3.1%,(-)3.2%,(-)0.1%,(-)1.0%とすべての年収階級で減少となり,第III階級の減少幅が最も大きくなった。
実収入の第I階級に対する第V階級の格差は,平成8年から10年にかけて拡大していたが,11年に縮小に転じ,12年も2.83倍と前年に続きわずかに縮小した(図17,表12)。