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統計研究彙報 第71号 No.1

就業状態に関するアクチュアル方式とユージュアル方式の調査結果の違い

山口 硫美子、吉田 敦史、佐藤 朋彦

2014年2月

本稿では、総務省統計局が実施している就業構造基本調査について、ユージュアル方式(有業者方式)とアクチュアル方式(労働力方式)という異なる方式により就業状態を把握したところ、平成19(2007)年結果では、15 歳以上人口の1.2%程度とわずかではあるものの、整合的でないケースが現れたことから、調査票情報を二次利用して、詳細な就業状態の把握や属性的特徴把握等を行った。
その結果、詳細な就業状態をみると実は整合的と考えられるものがあり、また、両者間で整合的でないものについても、属性別にみると60歳以上の高齢男性などといった、いくつかの特徴を持っていることが明らかになった。
キーワード: 就業構造基本調査、ユージュアル方式、アクチュアル方式

【問合せ先】
- 総務省統計研究研修所研究開発課