基本用語集(そ)

  • 相関 correlation

    2つの変数の間で、一方が増えれば他方も増える(または減少する)という直線的な傾向がある場合、2つの変数の間に正の(負の)相関があるという。

  • 相関係数 coefficient of correlation

    相関の強さを表す指標で、-1から1の間の値をとる。2つの変量が正の相関関係にある場合、正の値をとり、負の相関関係にある場合、負の値をとる。いずれの場合も相関が強いほど1に近い大きな絶対値をとる。例えば、散布図を描いたときにデータが完全に一直線上に乗っており、その直線の傾きが正であるときは相関係数が1、負であるときは-1となる。相関関係がない場合は、0に近い値をとる。

  • 増減数・増減率 increase(decrease), increase(decrease)rate

    変化する量に対して、基準値からの増加や減少した量を増減数、それを基準の値で割って増減数が基準値のどの程度を占めるのかを比率でみたものを増減率という。 例えば、2000年の日本の人口は1億2692万6千人、2005年の人口は1億2776万8千人なので、

    • この期間の人口の増減数は、1億2776万8千−1億2692万6千=842千人
    • この期間の人口の増減率は、842千÷1億2692万6千×100=0.7%

    となる。

  • 相対度数 relative frequency

    データがある値をとる頻度を度数というが、その度数を全体のデータ数で割って割合で表したものを相対度数という。相対度数はその値の起こりやすさを表している。-1から1の間の値をとる。2つの変量が正の相関関係にある場合、正の値をとり、負の相関関係にある場合、負の値をとる。いずれの場合も相関が強いほど1に近い大きな絶対値をとる。例えば、散布図を描いたときにデータが完全に一直線上に乗っており、その直線の傾きが正であるときは相関係数が1、負であるときは-1となる。相関関係がない場合は、0に近い値をとる。

    各項目の度数と相対度数
      A B C D 合計
    度数 10 16 8 6 40
    相対度数 25% 40% 20% 15% 100%
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