基本用語集(せ)

  • 正規分布 normal distribution

    確率密度関数が計算式で表される確率分布。これを、平均μ、分散σ2の正規分布といい、記号N(μ,σ2)で表す。単峰性で平均μを中心に左右対称な形状を示す。誤差の分布など自然界の多くの事象の分布モデルとして使用される。
    同じ確率分布に従う確率変数X1,X2,・・・、Xnを独立に取り出したとき、もともとの確率分布がどのような形状でも、その平均値計算式は近似的に正規分布になるという定理(中心極限定理)は、推定誤差の評価を行う上で重要であり、正規分布は統計学では特に重要な意味を持つ。

  • 全数調査 census

    対象となるもの全てを調査することを全数調査という。一方、対象のうち一部(標本)だけを取り出して調査するものを抽出調査(あるいは標本調査)という。総務省統計局が5年ごとに実施している国勢調査は代表的な全数調査である。

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