基本用語集(ひ)

  • ヒストグラム histogram

    度数分布表を棒グラフで表したもので、データの散らばり具合をみるのに用いる。棒の一番高いところが最頻値である。ヒストグラムの高さは(度数ではなく)度数密度を表し、面積が度数を表すため、階級幅の異なる度数表をヒストグラムに表す場合は、高さの調節が必要となる。

  • 非標本誤差 non-sampling error

    標本誤差以外の誤差をいう。例えば統計調査では、回答者の誤回答や未回答などが主な非標本誤差の例である。標本誤差は数量的に評価できるが、非標本誤差の大きさを評価することは困難である。

  • 標準偏差 standard deviation

    データの散らばりの大きさを表す指標で、大きいほど、データが散らばっていることを表す。
    分散の平方根に等しく、記号σ(シグマ)で表す。
    X1,X2,・・・、Xnの標準偏差は、以下のように計算される。
    計算式
    ただし計算式
    データが正規分布にしたがう場合、平均値±1×標準偏差内にデータの約68.3%、±2×標準偏差内に約95.4%、±3×標準偏差内に約99.7%のデータが含まれる(シグマの法則)。

  • 標本、標本調査 sample, sample survey

    統計調査を行う際に、対象のすべてを調べるのではなく、一部だけを取り出して調査するものを標本調査といい、取り出されたものを標本という。

  • 標本誤差 sampling error

    全数調査を行わずに標本調査を行ったことにより生ずる推定誤差を言う。通常、調査結果から「真の値(全数調査をすれば得られたはずの値)は○%の信頼度で1800円±50円の範囲にあるだろう」などと標本誤差をつけて評価する。そのためには、標本抽出が無作為抽出である必要がある。

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