Japan Statistical Yearbook 2023
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222 8 農林水産業 専業農家 世帯員の中に兼業従事者(調査期日前1年間に他に雇用されて仕事に従事した者又は農業以外の自営業に従事した者)が1人もいない農家をいう。 兼業農家 世帯員の中に兼業従事者が1人以上いる農家をいう。なお、農業所得を主とする兼業農家を第1種兼業農家、農業所得を従とする兼業農家を第2種兼業農家という。 農業従事者 15歳以上の世帯員のうち、調査期日前1年間に1日以上自営農業に従事した者をいう。 農業就業人口 農業従事者のうち、調査期日前1年間に自営農業のみに従事した者又は農業とそれ以外の仕事の両方に従事した者のうち、自営農業が主の者をいう。 基幹的農業従事者 農業就業人口のうち、ふだん仕事として主に農業に従事している者をいう。 作物統計調査(基幹統計調査) 作物統計調査は、耕地及び作物の生産に関する実態を明らかにするため、農林水産省が毎年実施している。調査は、面積調査、作況調査及び被害調査で構成されている。 面積調査は、耕地面積調査及び作付面積調査、作況調査は、作柄概況調査(水稲)、予想収穫量調査(水稲)及び収穫量調査(水陸稲、麦類、大豆、そば、なたね、かんしょ、飼料作物、甘味資源作物、茶、果樹、野菜、花き)から構成されている。 耕地 農作物の栽培を目的とする土地で、けい畔を含む。耕地のうち本地とは、直接農作物の栽培に供せられる土地をいい、けい畔とは、耕地の一部にあって主として本地の維持に必要なものをいう。 作付面積 水稲、麦など、は種又は植え付けしてからおおむね1年以内に収穫され、複数年にわたる収穫ができない非永年性作物を作付けしている面積をいう。 畜産統計調査 畜産統計調査は、主要家畜の規模別・経営タイプ別飼養戸数及び飼養頭羽数等を把握し、我が国の畜産生産の現況を明らかにすることにより、畜産行政推進のための基礎資料を整備することを目的とし、農林水産省が毎年実施している。 調査は、豚調査、採卵鶏調査及びブロイラー調査で構成されている。調査の対象は、豚飼養者、採卵鶏飼養者(成鶏めす飼養羽数1,000羽以上の者)及びブロイラー飼養者(ブロイラー年間出荷羽数3,000羽以上の者)とし、飼養者を特殊階層(非営利)と一般階層(営利)に区分し、特殊階層及び一般階層のうち「超大規模階層」については全数を調査し、一般階層のうち「超大規模階層」以外については標本調査により調査されている。 なお、農林業センサス実施年は、調査を休止している。 畜産物流通調査 畜産物流通調査は、畜産物の取引数量、価格等を把握し、畜産物に関する生産・出荷の調整、価格安定等各種施策の基礎資料を提供することを目的とし、農林水産省が実施している。 調査は、<1>と畜場統計調査、<2>鶏卵流通統計調査、<3>食鳥流通統計調査及び<4>食肉卸売市場調査に分かれており、<1>全てのと畜場、<2>年間の集出荷量が10トン以上の集出荷機関のうち、鶏卵の年間集出荷量の合計が都道府県の総集出荷量の60パーセント以上となるまでの集出荷機関、<3>と畜・食鳥検査等に関する実態調査における食鳥処理場名簿に記載された食鳥処理場のうち、年間の食鳥処理羽数が30万羽を超える食鳥処理場及び<4>全国の食肉中央卸売市場及び食肉地方卸売市場に所在する全ての食肉卸売会社を対象としている。 牛乳乳製品統計調査(第9章参照) 農業物価統計調査 農業物価統計調査は、農業における投入・産出の物価の変動を測定するため、農業経

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