Japan Statistical Yearbook 2023
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8 Agriculture, Forestry and Fisheries 221 この章は、農業、林業、水産業及び食料需給で構成されている。 農業には、農業経営体、従事者、耕地、農作物、畜産等に関する統計を掲載している。 林業には、林業経営体、従事者、森林、林産物等に関する統計を掲載している。 水産業には、漁業経営体、就業者、漁船、水産物等に関する統計を掲載している。 なお、地目別面積は「第1章 国土・気象」、農業物価指数は「第20章 物価・地価」を参照のこと。 農林業センサス(基幹統計調査) 農林業センサスは、農林業の生産構造及び就業構造等の実態や農山村地域の現状を把握することによって、農林業に関する諸統計調査に必要な基礎資料を整備するとともに、FAO(国際連合食糧農業機関)の提唱する世界農林業センサスの趣旨に従い、各国農林業との比較において我が国農林業の実態を明らかにすることを目的として、農林水産省が実施している。農林業センサスは、昭和25年に始まり、5年ごとに実施しており、これまでに15回実施している。 2020年農林業センサスは、農林業経営体調査及び農山村地域調査(市区町村調査及び農業集落調査)で構成されており、農林業経営体調査は、農林産物の生産を行うか又は委託を受けて農林業作業を行い、生産又は作業に係る面積・頭羽数が一定規模以上の「農林業生産活動」を行う者(組織経営体の場合は代表者)を、農山村地域調査は、全国の市区町村や農業集落(全域が市街化区域に含まれる農業集落を除く。)を対象とし、2月1日現在で実施された。 農業 農業構造動態調査 農業構造動態調査は、5年ごとに実施する農林業センサス実施年以外の年の農業構造の実態及びその変化を明らかにするため、農業生産構造、就業構造等に関する基本的事項を把握し、農政の企画・立案、推進等に必要な資料を整備することを目的として、農林水産省が実施している。調査は、全国の農業経営体(家族経営体及び組織経営体)を調査対象とした標本調査で、2月1日現在で実施されている。 農業経営体 農産物の生産を行うか又は委託を受けて農作業を行い、生産又は作業に係る面積・頭数が、次の規定のいずれかに該当する事業を行う者をいう。 ア.経営耕地面積が30アール以上の規模の農業 イ.農作物の作付面積又は栽培面積、家畜の飼養頭羽数又は出荷羽数、その他の事業の規模が次の農業経営体の外形基準以上の規模の農業 <1>露地野菜作付面積15アール <2>施設野菜栽培面積350平方メートル <3>果樹栽培面積10アール <4>露地花き栽培面積10アール <5>施設花き栽培面積250平方メートル <6>搾乳牛飼養頭数1頭 <7>肥育牛飼養頭数1頭 <8>豚飼養頭数15頭 <9>採卵鶏飼養羽数150羽 <10>ブロイラー年間出荷羽数1,000羽 <11>その他調査期日前1年間における農業生産物の総販売額50万円に相当する事業の規模 ウ.農作業の受託の事業 個人経営体 個人(世帯)で事業を行う経営体をいう。なお、法人化して事業を行う経営体は含まない。 家族経営体 1世帯(雇用者の有無は問わない。)で事業を行う者をいう。なお、農家が法人化した形態である一戸一法人を含む。 組織経営体 農業経営体のうち家族経営体以外の経営体で、法人(法人格を認められている者が事業を経営している場合を含む。)又は法人でない団体をいう。 販売農家 経営耕地面積が30アール以上又は調査期日前1年間の農産物販売金額が50万円以上の農家をいう。 第8章 農林水産業

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