第13章 運輸・観光 本章は、運輸及び観光で構成されている。 運輸には、輸送機関別輸送量及び輸送関連施設に関する統計を掲載している。 観光には、日本を訪れた外国人数及び旅行に関する統計を掲載している。 なお、観光については「第26章 文化」も参照のこと。 道路統計調査 道路統計調査は、道路(道路法に基づく、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道)に関する統計調査であり、社会状況に対応した道路整備計画等の立案、策定及び道路施設の管理等、道路行政に資するための基礎資料を得ることを目的として、国土交通省が毎年3月31日(平成30年以前は4月1日)現在で実施している。この調査は、道路、橋梁、トンネルの現況を調査する道路施設現況調査と道路事業費等に関する調査から構成されている。 自動車輸送統計調査(基幹統計調査) 自動車輸送統計調査は、国内で輸送活動を行う自動車を対象に、その輸送量・走行量等を把握することにより、自動車輸送の実態を明らかにし、我が国の経済政策及び交通政策等を策定するための基礎資料を作成することを目的として、国土交通省が実施している。調査対象は、普通自動車、小型自動車及び軽自動車のうち、国土交通大臣が選定する自動車であり、貨物自家用自動車のうち軽自動車及び旅客自家用自動車並びに一般の輸送の用に供さない自動車を除外している。調査方法及び集計方法については令和2年度から見直している。調査の結果は速報、月報及び年報として公表されている。 鉄道輸送統計調査 鉄道輸送統計調査は、鉄道、軌道及び索道の輸送実態を明らかにし、我が国の経済政策及び交通政策等を策定するための基礎資料を作成することを目的として、国土交通省が実施している。この調査は、鉄・軌道旅客輸送実態調査、鉄道貨物輸送実態調査、鉄・軌道走行キロ調査及び索道旅客輸送実態調査により構成され、鉄道事業法及び軌道法に基づく許可又は特許を受けた鉄道事業者及び軌道経営者、鉄道事業法に基づき、許可を受けた索道事業者(貨物を除く。)を対象としている。調査の結果は速報、確報及び年報として公表されている。 内航船舶輸送統計調査(基幹統計調査) 内航船舶輸送統計調査は、内航に従事する船舶についての貨物輸送の実態を明らかにし、我が国の交通政策、経済政策を策定するための基礎資料を作成することを目的として、国土交通省が実施している。この調査は、内航海運業法に規定する内航運送事業を営む者のうち、総トン数20トン以上の船舶により貨物を輸送する者を対象とする内航船舶輸送実績調査と、内航海運業法に規定する自家用船舶により貨物を輸送する者のうち、総トン数100トン以上又は長さ30メートル以上の船舶により貨物を輸送する者を対象とする自家用船舶輸送実績調査により構成されている。調査の結果は速報、確報及び年報として公表されている。 航空輸送統計調査 航空輸送統計調査は、我が国の航空運送事業及び航空機使用事業の実態を明らかにし、我が国の経済政策及び交通政策等を策定するための基礎資料を作成することを目的として、国土交通省が実施している。この調査は、航空機稼働時間等調査、国内定期航空運送事業輸送実績調査及び国際航空運送事業輸送実績調査により構成され、我が国の航空法に基づく許可を受けた航空運送事業者及び航空機使用事業者を対象としている。調査結果は速報(月、暦年)及び年報として公表されている。 346 13 運輸・観光
元のページ ../index.html#381