この章は、金融、公社債・株式及び保険で構成されている。 金融には、金融機関業態別の預金・貸出し及び各種の金利等に関する統計を掲載している。 公社債・株式には、国債・公社債の発行状況及び証券取引に関する統計を掲載している。 保険には、生命保険・損害保険会社の契約高等に関する統計を掲載している。 なお、通貨及び資金循環は「第4章 通貨・資金循環」、銀行取引停止処分は「第7章 企業活動」、社会保険は「第23章 社会保障」を参照のこと。 金融統計 基準貸付利率 現在、各種の金利は金融市場における裁定行動によって決まっている。こうした状況の下、かつての公定歩合は、現在、基準貸付利率と呼ばれ、補完貸付制度の適用金利として、無担保コールレート(オーバーナイト物)の上限を画する役割を担う。 国内銀行の資産・負債等 国内銀行とは、銀行本体の設立根拠が国内法に準拠している銀行(日本銀行及び政府関係機関を除く。)のことである。 貸出先別貸出金(業種別) 業種別貸出残高における業種分類は、日本標準産業分類に準拠して決められており、業種の決定は貸出先の主要事業(過去1年間の総売上高のうちウエイトの最も高いもの)による。また、設備資金は、耐用年数がおおむね1年以上の有形固定資産に対する資金をいう。 個人向け貸出金 住宅資金 割賦返済方式分の個人(事業目的を除く。)に対する住宅購入資金の貸出し。「割賦返済」は、2か月以上にわたり、かつ3回以上に分割して返済されるものをいう。個人住宅の建築・改築・購入資金のほか、宅地のみの購入資金も含む。 消費財・サービス購入資金 個人(事業目的を除く。)に対する消費財・サービス購入資金の貸出し。割賦返済方式分とカードローン等(カードローン(当座貸越方式)、応急ローン及びカードキャッシング)の合計。使途を特定しない一般消費資金を含む。 TOPIX(東証株価指数) TOPIX(東証株価指数)は、日本の株式市場を広範に網羅するとともに、投資対象としての機能性を有するマーケット・ベンチマークである。また、基準日(昭和43年1月4日)の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものである。 令和4年4月の市場区分の見直しに伴い、TOPIX(東証株価指数)等の株価指数の見直しを行い、段階的に移行する。 日経平均株価 日経平均株価は、株式会社日本経済新聞社が算出及び公表している、東京証券取引所のプライム市場上場銘柄から市場流動性の高い銘柄を中心にセクター(業種)間のバランスに配慮して選定した225銘柄の平均株価である。 16 Finance and Insurance 371 第16章 金融・保険
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