第73回 日本統計年鑑
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この章は、鉱業、製造業及び鉱工業指数で構成されている。 鉱業には、鉱業事業所・従業者・生産額等及び鉱産物生産高に関する統計を掲載している。 製造業には、製造業事業所・従業者・生産額等、工業品生産高及び需給に関する統計を掲載している。 鉱工業指数には、鉱工業の産業活動に関する指数を掲載している。 なお、石油・石炭需給は「第11章 エネルギー・水」、雇用指数、賃金指数及び労働生産性指数は「第19章 労働・賃金」を参照のこと。 経済センサス‐活動調査(第7章参照) 経済産業省生産動態統計調査(基幹統計調査) 経済産業省生産動態統計調査は、鉱工業生産の動態を明らかにし、鉱工業に関する施策の基礎資料を得ることを目的としており、昭和23年以降毎月、経済産業省が実施している。 調査の対象は、経済産業省生産動態統計調査規則別表に掲げる鉱産物及び工業品を生産する者であり、生産品目別に掲げる範囲に属する事業所について調査を行っている。また、上記事業所の生産品目の販売の管理を行っている事業所又は当該事業所へ、生産品目について生産の委託を行っている事業所であって、別表で生産品目別に掲げる範囲に属する事業所(特定事業所)について調査を行っている。 非鉄金属等需給動態統計調査 非鉄金属等需給動態統計調査は、非鉄金属等の需給の実態を明らかにするため、昭和27年以降経済産業省が毎月実施していたが、平成14年から資源エネルギー庁が実施している。調査は、非鉄金属等の生産業者及び販売業者、消費者(非鉄金属等を消費している事業者)を対象として行われた。 機械受注統計調査 機械受注統計調査は、設備投資動向を早期に把握して、経済動向分析の基礎資料を得るため、内閣府が実施している。受注実績調査は毎月末、見通し調査は毎四半期末に郵送又はオンライン調査により行われている。調査は、主要機械製造業者を対象に、昭和60年現在でカバレッジが80パーセント程度となるように選定された企業で、調査を開始した62年4月における280社をベースにしている。 食品産業動態調査 食品産業動態調査は、農林水産省が食品産業の動向を把握するため、調査の企画・立案から調査の実施・分析に係る業務を一般社団法人食品需給研究センターに請け負わせて実施している。米、小麦、大豆等を原料とする加工食品の生産量等について毎月調査分析を行い、年度末には、当年における加工食品の動向について、その変動要因等に関する分析を行っている。 牛乳乳製品統計調査(基幹統計調査) 牛乳乳製品統計調査は、牛乳及び乳製品の生産に関する実態を明らかにするとともに、畜産行政に必要な基礎資料を得ることを目的として農林水産省が実施している。調査は、牛乳処理場及び乳製品工場並びにこれらを管理する本店又は主たる事務所を対象とし、全数調査の基礎調査(年一回)と標本調査の月別調査(毎月)により構成されている。 鉱工業指数 鉱工業指数は、経済産業省生産動態統計などを基に、鉱業・製造工業の生産、出荷、在庫動向や、生産能力・稼働率を表す指標として、経済産業省が毎月作成している。現行指数の基準時は令和2年、算式はラスパイレス型である。なお、各指数の品目及びウエイトは下記のとおりである。 266 9 鉱工業 第9章 鉱工業

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