第1章 国土・気象 この章は,国土と気象で構成されている。 国土には,面積のほか,主な島,湖,山,水系に関する統計を掲載している。 気象には,気温,湿度,日照時間,降水量に関する統計を掲載している。 なお,耕地面積及び森林面積は「第8章 農林水産業」,国有地面積は「第5章 財政」,公園面積は「第26章 文化」,地価は「第20章 物価・地価」,自然災害は「第29章 災害・事故」を参照のこと。 面積 国土交通省国土地理院が毎年四半期ごとに取りまとめている「全国都道府県市区町村別面積調」による。 面積測定は,令和3年4月1日時点の電子国土基本図(地図情報)における海岸線と行政界で囲まれた地域を対象に測定している。電子国土基本図(地図情報)における海岸線は,満潮時の水涯線を表し,河川及び湖沼は陸域に含めている。河川の河口については,海岸線の自然な形状に従って河口両岸の先端を結んで陸海の境としている。 なお,平成23年東北地方太平洋沖地震による一時的な浸水域のある岩手県,宮城県及び福島県においては,新たに生じた土地を除いて,当面,同地震による地殻変動後の座標値に補正した地震前海岸線を用いて面積値を算出している。 構成島数 海上保安庁が2万5千分の1海図を基準として,海図上の岸線0.1キロメートル以上の島について,昭和61年(歯舞群島,色丹島,国後島及び択捉島は44年)に調査したものである。 気象 気象庁が,全国気象官署における地上気象観測の1年間の成果を取りまとめている「過去の気象データ」による。 気温,相対湿度などの観測は,定められた時刻に行うが,観測回数は気象官署や要素によって異なる。日平均値は,1日の合計値を合計した資料数で割った値をいう。月平均値及び年平均値は,それぞれの期間について,日又は月の統計値を合計した値(月合計値又は年合計値)を合計した資料数で割った値をいう。これらは全て算術平均である。気象統計における平年値は,国際的に西暦年の1位が1の年から数えて,連続する30年間について算出した累年平均値を用いることになっている。これをその統計期間に引き続く10年間使用し,10年ごとに更新する。現在の平年値は,平成3年~令和2年の資料から算出された「2020年平年値」で,令和3年5月19日から使用している。 16 1 国土・気象
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