第27章 公務員・選挙 この章は,公務員と選挙で構成されている。 公務員には,国家公務員及び地方公務員の人員に関する統計を掲載している。 選挙には,衆議院議員及び参議院議員並びに地方公共団体の議会の議員及び長の選挙に関する統計を掲載している。 一般職の国家公務員の任用状況調査 一般職の国家公務員の任用状況調査は,一般職の国家公務員の任用状況等の実態を把握するため,昭和29年以降毎年,人事院が実施している。調査は,対象年度に在職していた一般職の国家公務員(臨時的任用の職員,常勤労務者及び非常勤職員を除く)を対象としている。 在職者数は,毎年度1月15日現在の在職職員(併任に係る官職に就いている職員を除く)をいう。 地方公務員給与実態調査(基幹統計調査) 地方公務員給与実態調査は,地方公務員の給与の実態を明らかにし,併せて地方公務員の給与に関する制度の基礎資料を得ることを目的としており, 昭和30年に開始され,33年以降5年ごとに,総務省が実施している。また,昭和37年以降は基幹統計年の間を補充する補充調査を実施している。調査は,4月1日現在に在職する特別職及び一般職に属する職員を対象としている。 選挙 本書掲載の選挙に関する統計は,公職選挙法に基づく選挙のうち,衆議院議員及び参議院議員並びに地方公共団体の議会の議員及び長の選挙結果に関するものである。総務省が,立候補状況,投票結果,開票結果等について調査,公表している。 衆議院議員総選挙 衆議院議員総選挙は, 任期満了(4年)によるものと任期満了前の解散によって行われるものに分けられ,小選挙区選挙と比例代表選挙がある。 参議院議員通常選挙 参議院議員通常選挙は,3年ごとに任期満了(6年)による議員定数の半数を選ぶための選挙で,比例代表選挙と選挙区選挙がある。 地方選挙 一般選挙は,都道府県や市区町村(地方公共団体)の議会の議員全員を選ぶための選挙で,任期満了(4年)のほか,議会の解散などによって議員又は当選人の全てがいなくなった場合に行われる。地方公共団体の長の選挙は,都道府県知事や市区町村長など地方公共団体の長を選ぶための選挙で,任期満了(4年)のほか,住民の直接請求(リコール)による解職や,不信任議決による失職,死亡,退職,被選挙権の喪失による失職の場合などにも行われる。 統一地方選挙は,地方公共団体の長と議会の議員の選挙を全国的に期日を統一して行う選挙で,有権者の選挙への意識を高め,また,選挙の円滑かつ効率的な執行を図る目的で,昭和22年以降4年ごとに行われている。 652 27 公務員・選挙
元のページ ../index.html#685