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2016年の統計研修と今後の展望

総務省統計研修所長 清水 誠 (肩書は掲載当時のもの)


 統計研修所は、総務省の施設等機関として、公務員の統計能力の向上と統計家の育成のために専門的研修を実施しています。

 近年、データが大量に存在する中で、行政、医療、教育等の様々な分野で、統計の実務や分析の経験が十分でなくてもデータを科学的証拠として仕事をすることが必要になっています。

 そのため、2016年9月にオンライン講座「初めて学ぶ統計」を立ち上げました。同講座は、インターネットでYouTubeを視聴することを基本としています。内容は、入門課程の初歩的な段階に相当し、データの見方と使い方を中心に、データの集め方に遡り基礎的な知識を提供するものです。全体を5章とし、各章とも1時間程度に収まるように構成しています。動画は講師の映像とその説明内容を組み合わせたもので、10分前後で区切り、スマートフォンやタブレット端末で、仕事の合間や通勤時にも受講できるように工夫しています。さらに、同講座には、映像だけでは十分説明することができなかった解説を含めた「初めて学ぶ統計」というテキストも存在するので、併せて利用することにより理解が深まることが期待されます。

 「初めて学ぶ統計」は記述統計を始めとする基礎的な内容を概略的に網羅していますが、推測統計に関する内容をほとんど含んでいません。このため、同講座の上位版として、2017年度から推測統計に焦点を当て、データを深く理解するための新たなオンライン講座を並行して開講する予定です。

 このようにICTを活用した講座を開講していきますが、統計研修所の伝統的な魅力は集合研修にあります。入門課程では統計調査の企画、実施などの実務的な基礎知識を学ぶための「統計実務者向け入門」とデータのまとめ方や主要統計の見方などを学ぶ「統計利用者向け入門」を開講しています。

 統計家を目指すとなると、よりレベルの高い研修が必要になります。統計家は大量のデータを客観的証拠として社会に発信する情報に集約するため又は政策・実務を企画・推進・評価するため、適時・適切な統計分析の成果が求められます。

 「本科(総合課程)」は、その名のとおり、3か月の間に、各種行政施策の立案・評価に必要な統計の理論、知識、分析手法等を幅広く学び、社会・経済の実際のデータを用いた演習、分析、研究などを通じて応用力を養成する講座です。公的組織の人事管理やマネジメントに携わる方々には、人材育成という長期的・大局的視点から職員の積極的派遣をお願いします。

 統計研修所は、2017年度も国、地方公共団体のニーズを踏まえた新たな研修を開講する予定です。御支援、御参加をよろしくお願いいたします。


統計調査ニュース 平成28年11月号より
(2016.11.15掲載)


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