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統計研究彙報 第74号 No.3

概要

タイトル

 消費支出等の基調的な変動の把握に資する推計方法に関する一考察

著者

 大島 敬士、須田 彩香

刊行年月

 2017年3月

要旨

 本稿では、消費支出等の基調的な変動の把握に資する推計方法として、刈り込み平均、加重中央値及び幾何平均等を用いて、家計調査の主要系列である消費支出、10大費目及び実収入等の試算・評価を行い、各推計方法の有用性等について検討を行った。

 検討の結果、消費支出が高額な世帯をウエイトベースで一定割合除外した消費支出の刈り込み平均や単純幾何平均等による対前年同月名目増減率について、その推移や誤差評価に関して、公表値や個人消費動向をより的確に把握するための指標である「消費支出(除く住居等)」と比較し、いずれの結果よりも消費支出の基調的な変動を把握する上でパフォーマンスが高いことが確認された。

 しかしながら、刈り込み平均や単純幾何平均等の適用によって、基調的な変動の把握が十分に可能となったとは言い難く、同時に検討対象とした各方法の適用のみによる基調的な変動の把握の改善に限界もみえた。

 キーワード: 家計調査、刈り込み平均、算術平均、幾何平均、加重中央値

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