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統計研修受講記(平成24年度 No.3)

専科「国民・県民経済計算」を受講して

秋田県企画振興部調査統計課  三浦 暁子


  この度の研修は、国民・県民経済計算について5日間集中的にじっくりと、恵まれた環境の中での受講で、大変有意義なものでした。

  研修企画に関わる皆様、講師の皆様、派遣元の秋田県、その他たくさんの方々に感謝申し上げます。

  感謝の気持ちと、今後の当該専科受講予定の方への参考として、 今回の研修の (1)講義の内容、(2)受講者側の立場、(3)雑感などを振り返り、書かせていただきます。

  まずは(1)講義内容ですが、「70 分×5コマ×5日」の間に、4人の講師の方々にお世話になりました。

  最初の2コマは経済計算の意義と役割について。 基準や概念を共通のものとすることで国際比較や時間を超えた比較が可能となること、そして具体の各国経済の比較事例などを学びました。

  次の8コマでは、国民経済計算は「勘定」であること、経済活動により生み出された付加価値が分配されていく流れが勘定として記録されていること、家計・企業・政府といった部門別に捉えることなどを学び、「生産」「分配」「支出」の三面からの把握に留まらない読み取り方などを学びました。

  また、次の7コマでは都道府県レベルの経済計算について、日本独自に発展した地域勘定としての問題点や、 都道府県別に得られた数値の活用事例などを学びました。

  最後の8コマでは、それまでに学んだ理論を生かし、実際の数値をパソコンで操作しながら、勘定表の作成、マクロ経済の回帰分析、グラフ作成など、実践に役立つかたちで学びました。

  そして(2)受講者側ですが、今回は中央省庁から3割、地方自治体から7割の参加でした。 私のような県民経済計算の推計実務者だけではなく、ユーザーとして理解を深めようとする受講者もおりました。

  私はこの4月から調査統計課に配属となったことから、業務上必要な基礎知識習得を目的に受講しました。 日常では自らの担当部分の数値に捕らわれ、体系としての理解や利用者側の姿勢を忘れがちになります。 メーカーとして関わる統計について、その意義や歴史的背景、これを用いた分析等を学ぶことは良い刺激となりましたし、他受講生の視点等にも興味深いものを感じました。

  終わりに(3)雑感ですが、研修終了から2か月、今年度の当県県民経済計算の推計作業も終盤を迎え、研修で学んだことが折々に思い起こされます。 今後、受講機会が得られる方には、意欲を持って参加されることを是非お勧めしたいと思います。

  秋田県は冬の味覚“ハタハタ”の美味しい季節、東日本大震災からはもうすぐ2年です。 従来からの少子高齢化等の問題、震災から見えてきた課題等々・・・。 様々な人々の営みを経済として体系的に捉える国民・県民経済計算、その意義を改めて認識するよい機会でもあった今回の研修受講でした。

(統計調査ニュース 平成25年1月号より)

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