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統計がない国は大騒ぎ

計学園長

 ようこそ。なるほど統計学園の演劇会へ。今日は演劇を通じて、みなさんに統計がどんなふうに役に立っているのか考えてもらいたいと思います。それは裏返してみると、統計がなかったらどんな困ったことになるのかを考えるのと同じことです。
 登場人物はすべてこの学園の先生と生徒が演じています。お話はたくさんありますが、ひとつひとつは別々の劇ですから、おもしろそうなところだけ見てもらってもかまいませんよ。さあ、それでは始めましょう。

生徒

 むかしむかし、そう昔でもないあるところに、ノンスタット王国とボンスタット王国という二つの国がありました。二つの国は、100年ほど前に一つの国から分かれました。ですから、名前が一文字しか違いませんし、人口もほとんど同じです。産業、文化、政治の仕組みなどもとてもよく似ています。
 ところが、たった一つだけ決定的に違うことがあります。ノンスタット王国では、代々の王様が算数嫌いで、もう100年もの間、統計を作ったり、使ったりすることを禁止しているのです。数字を見ると寒気がするという国王は、二言目には「この国では統計は禁止じゃ」と言って、家来や国民をしかり飛ばしています。
 ボンスタット王国では反対です。数字が大好きな女王は、家来にも国民にも統計を広め、できるだけデータを使ってものごとを決めるように先頭に立って励ましています。女王の口ぐせは「これからも、その頭と統計をよく使ってちょうだい」なのです。

 ・・・はてさて、二つの王国で今日はどんなことが起こっているのでしょうか。