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5月30日  「統計院」設立

 明治14年(1881年)の5月30日、明治政府は「統計院」を設立しました。この統計院の設立に力を入れたのは、佐賀藩出身で、二度にわたり内閣総理大臣を務めた大隈重信(1838-1922)です。現在の早稲田大学の創設者としてもよく知られています。

 大隈は明治政府の第4代大蔵卿(現在の財務大臣)として財政整理に当たっているうちに正確な統計の必要を感じ、統計院の設立を建議し、自ら初代の院長に就任して統計整備の先頭に立ちました。

 統計院設立の建議の中で、大隈は以下のように述べ、統計の重要性を強く訴えたのです。

「現在ノ国勢ヲ詳明(しょうめい)セザレバ政府則(すなわ)チ施政ノ便ヲ失フ 過去施政ノ結果ヲ鑑照(かんしょう)セザレバ政府其(その)政策ノ利弊(りへい)ヲ知ルニ由(よし)ナシ」
(意味:現在の国の情勢を詳細に明らかにしなければ、政府は政治を執り行うことができない。また、過去の施政の結果と比較してみなければ、政府はその政策のよしあしを知ることができない)

 大隈はその後も総理大臣として統計の進歩改善に関する内閣訓令を発するなど、生涯にわたって統計に深い関心を寄せ、統計の改善に力を尽くしました。大隈重信は、第1回の国勢調査(大正9年)を主導した原敬、終戦直後に統計制度の確立に尽力した吉田茂とともに、統計に最も深い関心を寄せた歴史上の総理大臣の一人に数えられています。

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