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自由研究の進め方 一覧へ

本間先生

  みなさん、こんにちは。サッカーのワールドカップが終わったと思ったら、あっという間に夏休みになったわね。気がつけばもう8月も第2週だけど、宿題は順調に進んでいるかしら。予定を立てて計画的に片付けていかないと、夏休みの終盤をユーウツに過ごすハメになっちゃうわよ。毎年のルイ君みたいにね。

  ルイ君にはもう何度もアドバイスしているんだけど、夏休みを楽しく過ごすためのコツは、何といっても、いつも最後まで残ってしまう宿題を早めにすませてしまうこと。夏休みの宿題の中で最も手強(てごわ)いものといえば…そう、自由研究! これさえ早めに片付けられれば、もうコワいものなし。何をやってもいいようでもあり、実は何をやればいいのか分からない−「自由」って意外にキビしいものなのよ。

  そんなわけで、ちょっとでもみんなの力になれればと思って、このサイトには「探す・使う・作る」の中に「自由研究お助け隊」というコーナーを用意してあるの。なみちゃんとルイ君が登場するマンガ版と、堂下先生と私が力をあわせて作ったテキスト(文章)版(詳しくわかる・自由研究の進め方)があるわ。堂下先生は自分が子どもの頃に苦労したらしいから、おせっかいなくらい丁寧(ていねい)に自由研究の進め方を説明してくれているの。
  私は研究テーマをいくつか考えてみたわ。万が一、このサイトをお友達が見て同じテーマを選んだとしても、どんなデータを見つけてくるか(自分でデータを集めるものならどんな方法でデータをとるか)、そのデータをどう分析するか、どんなグラフや表にあらわすか…で、全く同じになることはないはず。テーマによっては、あちこちからデータを集めたり、繰り返し実験・計測をしたりする時間が必要だし、データを整理して分かったことをまとめるのに思った以上の手間がかかるから、早めに手をつけることをおすすめするわ。

  パソコンを使ってきれいなグラフを作ったり、日本地図を都道府県別に塗り分けたりするなら、「作ってみよう統計グラフ」が役に立つのよ。どんなときにどんなグラフがピッタリなのか、グラフを作るときにはどんなことに注意すればいいのか、そんなことも頭のすみに置いておきたいわね。学校で習った人もまだ習っていない人も「統計をグラフにあわらそう(種類と特徴)」に目を通してみたらどうかしら。散布図やレーダーチャートなんかを使いこなせれば、もう大人も顔負け。先生やお友達をビックリさせられるかもね。そうそう、つい最近追加されたコーナーが「チャレンジ!e−Stat」。人口ピラミッドって都道府県によって形がかなり違うのよ。みんなの住んでいる地域はどんな形になっているのか、e−Statを使って自分で作ってみたらどう?

  この時期は、子ども向けの学習ポータルサイトにも自由研究のコツがたくさん紹介されているから、そういう情報を参考にするのもいいわね…とは言っても、『統計』学園の先生としては、やっぱりみんなに統計を使ってもらえるとうれしいわ。せっかくなら、自由研究の成果を「統計グラフコンクール」に応募するのもいいんじゃないかしら。統計を使ってこそ分かること、見えてくること、伝えられること、いろいろありそうよ。さあ、がんばって!

本間先生

  何だかサイト内のコーナーの宣伝になっちゃったけど、最後に一言。このサイトも含めて最近は自由研究を手助けしてくれる情報があふれているわ。でも、せっかくの「自由」研究なんだから、そういうものは参考程度にしておいて、自分だけの発想やアイデア、工夫を大切にしてほしいの。人にわかってもらうためには、どんなグラフや表にまとめればいいのか、一つのやり方で満足せずに何通りも考えてみたらどうかしら。自分が思っていたのと違う結果が出たり、お手本にした本のとおりにならなくてもいいじゃない。自分の研究ではどうしてそうなったのか、調べ方が足りないのか、何か間違いや見落としがあるのか、自分の頭でいろいろ考えてみてちょうだい。

  そうそう、最後に「なるほど統計学園」のコンテンツじゃないけど、JST(独立行政法人科学技術振興機構)っていうところが「科学の道具箱」っているサイトで資料活用やデータ分析のための教材を提供しているから紹介しておくわ。いろいろな分野の専門家による動画解説(科学者・実務家のミニレクチャー)があったり、身の回りの現象をデータで解明してくれたりするの(分析ストーリー)。このサイトのキャラクター「トースター博士」と「スタッツ君」がグラフや統計の考え方を教えてくれるコーナー(トースター&スタッツと学ぶ統計)もおすすめよ。「統計グラフソフトを使おう!!」や「確率・統計実験室」なんかも面白いわね。対象学年からテーマを選べたり、とにかく一見の価値ありよ。

  以上、今月は自由研究をテーマに本間がお送りしました。次回は…統堂教頭先生にお願いしようかしら?目立つことがお嫌いな教頭先生に断られたら、計学園長にお願いしなきゃいけないかも。いずれにしても、夏休みが終わる前に登場してもらえるように頼んでみるから、どうぞお楽しみに。