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統計をムダなく作るために、国はどんな工夫をしているの?

 そうだったんですね。
 でも、正確で役に立つ統計を作るためには、 数学の専門知識を持った人や統計を使っている民間の人の意見を聞くことも必要なんじゃないですか。 役所で働いている人だけでどんな統計を作るか決めて大丈夫なんでしょうか?

 そのとおりだよ。特に「基幹統計」と呼ばれる国の基本になる重要な統計や それを作るための統計調査の場合は、内閣府にある「統計委員会」という専門家が集まった会議でも議論されて、 その意見を聞いて決まる仕組みになっている。
 言ってみれば監督を補佐する作戦アドバイザーみたいなものだ。

 私たちのチームにはいない作戦アドバイザーまでいるんですか。
 細かい局面での調整についてはわかりましたけど、もっと全体を見渡したゲームプランはだれが考えるんでしょうか。
 私たちのチームだったら70分間どんなふうに試合を進めるのか、試合前に監督から指示がありますけど、 政府の統計にもそういうプランがあったりしますか?

 政府の機関が作る統計は自治体や民間でも利用されているし、 統計を作る予算や人の数も毎年そんなに変わらないから、急に新しい統計を作ったり、 今まであった統計をなくしたりはできないのだよ。
 だから、政府では5年間の期間を定めて、 その間にどういう統計を整備していくのか、統計の利用を拡大するために何をするか、 といったことを基本計画としてまとめておる。

 私の思ったとおりです。
 私たちのチームでは、 ゲームプランはこわ〜い監督が一人で決めて選手に命令するだけですけど、政府ではどうですか?