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統計法ではどんなことが決められているの?

 たとえば、民間の会社は、どんな場所にお店を出すか、 どんな商品を店内に並べるかといったことを決めるのに、地域の人口や性別、年齢構成などの公的統計を判断の一つにするだろう。
 景気の動きを示す統計を見て、これからは景気がよくなると思えば、採用する社員の数を増やしたり、 工場の機械を新しいものにしようと考える経営者もいるはずだ。

 要するに、国や自治体に限らず、何か判断するときにカンに頼るより、 統計を頼りにした方がずっと合理的な判断ができるし、そういう基盤になる情報が公的統計ということなんですね。
 国や自治体が作るけどみんなが使う道路に似ている気がします。

 そのとおり。最近は統計のことを「社会の情報基盤」といったりもするな。 だから、統計法では、社会に必要とされる公的統計が効率的に、しかもみんなの役に立つように作られるように、 そのためのルールを定めているのだよ。公的統計を作成したり、提供するときの手続、 統計調査で集めた個人や会社の秘密の保護、 全体としてムダなく効率的に統計を整備していくための仕組みなどが書かれているわけだ。

 最近、国勢調査のニュースを見かけましたけど、あれも統計法と関係があるんですか?

 5年に一度行われる国勢調査のように国の基本となる特に重要な統計を作るための調査は 「基幹統計調査」というんだ。 その作成から結果の公表に至るまで、 調査を実施する機関には厳しいきまりが設けられている。統計の数字を都合良く変えたり、 公表前に結果を漏らしたりすることももちろん厳禁だ。