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Q
夏休みの自由研究で、毎日の家庭の電気使用量を1か月間調べました。その日の天気とCO2(二酸化炭素)排出量も同時に調査しました。これを統計表やグラフにしたいのですが、どのように表したらいいでしょうか?
(佐賀県・中学1年)
A

本間先生

 質問ありがとう。まず、地球温暖化と省エネというテーマを取り上げた問題意識と粘り強い日々の計測に拍手を送りたいわ。実際に計測されたデータを見ていないので、あくまで一般的な答になってしまうけど、こういうことになるかしらね。

 データを統計表やグラフに表そうとする場合、まず、何を分析したいのか、見る人に何を訴えたいのかを考えることが大切よ。統計をグラフに表す場合、グラフには様々な種類があり、それぞれに向き・不向きがあるので、使う目的に応じて適切なものを選ぶ必要があるわ。「統計をグラフであらわそう(種類と特徴)」を参考にしてみてね。

 質問のようなデータの場合、日を追って電力使用量や二酸化炭素排出量の変化を見てみたいというなら、よくある方法としては、測定日の順に天気、電力使用量、二酸化炭素排出量を並べた統計表を作ったり、測定日を横軸に、縦軸に電力使用量と二酸化炭素排出量をとって折れ線グラフ(又は棒グラフ)を作ったりするやり方ね。電力使用量と二酸化炭素排出量は単位が違うから、左右両側の軸を使ったグラフになるわよ。この場合、天気の情報(晴れ・曇り・雨など)は横軸に書き込む測定日の下などに絵又は文字で表示するといいわ。ただし、このグラフでは、電力使用量や二酸化炭素排出量の増減と、天気との関係を読み取ろうとするのは少し難しいかもしれないわね。

 時間的な流れを追うのではなく、期間中の電力使用量、二酸化炭素排出量と天気の関係を見てみたいなら、例えば期間中の天気を①晴れの日、②曇りの日、③雨の日に分け、それぞれについて電力使用量と二酸化炭素排出量を並べた統計表を作ってもいいわね。これをグラフに表すなら、散布図を使うことが考えられるわ。縦軸に電力使用量、横軸に二酸化炭素排出量をとり(縦軸に二酸化炭素排出量、横軸に電力使用量でもOK)、観測日のデータをひとつずつグラフ上に書き込むのよ。このとき、晴れの日のデータは○、曇りの日は△、雨の日は×など決まった形で書き込んでみて。1か月間のデータであればグラフ上に約30の印がばら撒かれたようになるでしょ。もしも、天気と電力使用量・二酸化炭素排出量との間に何か関係があれば、約30の印は種類ごとに一定の場所に(それとなく)集まっているように見えるはずよ。その結果、天気が良ければ気温が上がって冷房の使用時間が長くなり、電力消費量が増える(あるいは二酸化炭素排出量が増える)というような関係が見られるかもしれないわね。また、天気に着目しないでも、グラフに描かれたすべての印をまとめて見ることで、家庭での電力使用量と二酸化炭素排出量の関係を見ることもできるの。

 もし、計測したデータにそういう明らかな関係が見られなかった場合でも、それを他の人に分かるようにグラフなどに表し、その原因や理由を考えてみるということもすごく意味があることなのよ。がんばってね。