竹内 薫 氏(サイエンス作家)


 今、統計学がブームになっています。
 電子マネーカードや店頭やインターネットを通じて、毎日、膨大なデータが収集されています。でも、集めたデータは、きちんと分析して、有益な情報を引き出さなければ宝の持ち腐れになってしまいます。そこで、日本中の企業が、データを分析してくれる「データサイエンティスト」を雇いたがっているのです。でも、まだまだデータサイエンティストは数が少なく、引っ張りだこの花形職業になっています。
 かくいう私も、30代の頃は、広告の費用と効果のバランスを分析するデータサイエンティストでした。これは内緒ですが、現在の作家稼業よりも、データ分析の仕事の方が儲かったものです(笑)。
 みなさんは、学校で確率・統計を学びますよね? でも、三角関数や二次方程式や微分積分も勉強するでしょう。さて、ここで質問です。将来、あなたが社会に出たとき、一番役に立つ数学は、このうちのどれでしょう?
 答えは「統計学」なんです! 私も大学院までは微分積分を多用しましたが、社会に出てからは、ほとんど統計学しか使わなくなりました。なぜなら、統計学は、数学の中でも、社会や経済と深く深く結びついているからです。
 いま、多くのビジネスマンが後悔しています。高校時代にきちんと統計学を勉強しなかったせいで、仕事で遭遇する「数字」をうまく読み解くことができないからです。
 統計学は、社会に出てから最も役立つ数学。高校時代に基礎を固めておけば、きっと、将来の職業選択の幅も広がるにちがいありません。
 さあ、みんなで統計学を勉強しよう!


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