不正確な情報や誤った印象に惑わされることなく情報を取捨選択していくには、信用に足る情報は何かを見抜き、様々に解釈できる情報を正しく読み解くための情報リテラシーを身につけることが不可欠です。これは情報の確かさを客観的に裏付けることができる統計自体についても同じことが言えるでしょう。

 近年、情報社会の発展とともに、統計はあらゆる場面で利用されるようになってきています。統計調査の結果は社会の羅針盤として、また社会の胃カメラとして強力な説得力を持ちます。しかし、残念ながら全ての統計が正確な調査に基づき、中立に作成されているものとは限りません。信用に足りない、あるいは不正確で偏った統計に頼ってしまったり、正しく行われた統計調査であっても、その解釈を間違ってしまったりすると、統計を使って合理的に判断しようと思ったとしても、かえって判断を誤ってしまうおそれがあります。
 統計は事実をできるだけ客観的に捉えられるように作成されたものでなければなりません。また、統計を利用する際は、その統計が意味することを正しく読み解かなければなりません。

 学術研究の世界や産業界にとどまらず、社会生活のあらゆる場面で統計が利用されるようになった今、統計から的確に情報を読み解き、合理的な意思決定のために余すことなくその力を活用することこそ、情報化社会を生き抜く、「統計リテラシー」なのです。

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