問題解決や研究を行っていくには、まずその問題を明確にしていかなければなりません。すなわち、研究の目的は何か、問題点は何か、問題を捉えているデータは何であるかなどについて具体化していき、着目すべき現象を絞り込んだ上で、中立・公平な立場で正確に把握していくことが重要なのです。

 問題や課題を明確化することは、正確で説得力のある分析を行うだけでなく、その問題に対して何らかの対策を実行するときに、目標の設定や達成度の把握が可能となり、次のステップに進むための重要な指標を作成することができるようになります。

 例えば、今、なるほど統計学園で文化祭の企画をするとしましょう。企画者が「よりよい文化祭を行う」という大まかな目標をたてます。この目標をより明確化していくと、「生徒自身の活動発表のため」、「父兄や地域の人が楽しむため」、「学校の校風を地域の人に知ってもらうため」等の目的が挙げられるでしょう。
 次に、これらの目標を達成するためには、具体的にどのようなデータを収集、分析するべきかという観点から必要となるデータを絞ります。文化祭の前には、問題点や課題として、生徒たちが何を発表したいのか、来訪者が何を望んでいるのかを、文化祭の事後には目標の達成度合いとして、生徒の達成感、来校者の人数や満足度などを調査・分析することにより、問題点や目標達成度合、さらには来年のための新たな課題を発見することができるようになります。

 より一般的な問題や複雑な分析等に取り組む場合は、各分野の問題点や先行研究等を事前に調査することが必要になります。問題点や先行研究等の調査は書籍、新聞・雑誌、インターネットの論文検索機能等を利用して探すことができるでしょう。

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