いろんなグラフの作り方
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箱ひげ図

箱ヒゲ図
  1. 特徴
     箱ひげ図はデータのばらつき具合を示すのに用います。データのばらつきはヒストグラムでもみることができますが、箱ひげ図は異なる複数のデータのばらつきを比較する事ができます。
     箱ひげ図は四分位を用いてデータの散らばりを表します。四分位とはデータを昇順に並べて、4等分したものです。小さい値から数えて、総数の1/4番目に当たる値が第1四分位、真ん中に当たる値が第2四分位(=中央値)、3/4番目にあたる値が第3四分位となります。
     都道府県別人口10万人当たりの医師の数について、下図で2004年と2006年とを比べると、全体として増加しているものの、最大値の増加が大きいことが見てとれます。

    図 都道府県別人口10万人あたり医師数
    医師数のサンプル図

     ここで紹介したのは、ひげの両端がそれぞれ最小値、最大値になっている箱ひげ図ですが、中には、上下から10%点をひげの両端として描いている箱ひげ図もあります。
    新聞やインターネットで箱ひげ図を見かけたときは、ひげの両端が何を表しているか、きちんと確認するようにしましょう。

  2. 作成方法
     それでは、データを使用して箱ひげ図を作成してみましょう。Exelには箱ひげ図を作成する機能はありませんので、積上げ棒グラフから作成します。
     まず、積上げ棒グラフを作成するための必要なデータを作成します。
    ① 各月の四分位点と最大値、最小値を求めます。
     四分位点は関数の「QUARTILE」を使って計算できます。例えば第1四分位点であれば、表のセルに「=QUARTILE(データの範囲,1)」と入力すると算出できます。第2四分位点は「=QUARTILE(データの範囲,2)」、第3四分位点も同様に計算しましょう。
     なお、最小値は「=QUARTILE(データの範囲,0)」、最大値は「=QUARTILE(データの範囲,4)」で算出できます。なお、最小値は「=min(データの範囲)」、最大値は「=max(データの範囲)」でも計算することができます。

    表 四分位点

     ※仮想のデータを使用しています

    ① 最大値を含む各四分位点との幅を求めます。
     ここでは、最小値には0から最小値までの値が入り、各四分位点には一つ前の四分位点又は最小値との差を算出します。

    表 四分位点の範囲

    ② 「表 四分位点の範囲」から積み上げグラフを作成します。
     「挿入」タブの縦棒から積み上げグラフを選択します。

    図 積み上げグラフ

    ※横軸が各月ではなく、各四分位点となるグラフが表示されてしまう場合は、以下図のとおり、グラフエリアを右クリックし、「データの選択」から「行/列の切り替え」を行って、各月ごとのグラフに修正します。

    図 行列の切り替え

    「ひげ」の作成
    ③ グラフ上の第2四分位と第3四分位の間をクリックし、グラフツールの「レイアウト」から「誤差範囲」、「その他の誤差範囲オプション」の順に選択していきます。

    図 その他の誤差範囲オプションの選択

    ④ 表示された画面の「正方向」、「キャップあり」、「ユーザー設定」を選択し、「値の設定」をクリックします。

    図 誤差範囲の書式設定

    ⑤ 「正の誤差の値」に最大値と第3四分位点の差を選択し、「OK」を押します。

    図 最大値と第3四分位点の差の選択

    ⑥ 以下表のとおり、「ひげ」に当たる部分が作成できますので、同様に第3四分位と第4四分位の間をクリックし、負の方向にひげを作成していきましょう。

    図 「ひげ」の完成

    「箱」の作成
    ① 各グラフ上の0から最小値に当たる部分を右クリックし、「データ系列の書式設定」を選択します。

    図 データ系列の書式設定の選択

    ② 「塗りつぶし」から「塗りつぶしなし」を選択します。同様に第1四分位から第2四分位、第3四分位から第4四分位も「塗りつぶしなし」にします。
    ③ グラフの第2四分位から第3四分位に当たる部分を右クリックし、「データ系列の書式設定」から「枠線の色」で枠を作成した上、「塗りつぶし」から背景色に白を選択します。 第3四分位から第4四分位の間も同じように右クリックして箱を作成していきましょう。

    図 箱ひげ図の「箱」の完成

     最後に「レイアウト」タブの「グラフタイトル」などを使用して、必要な情報を追加、グラフを整えて完成です。

    図 箱ひげ図

  3. 更に詳しく
    • 箱ひげ図の中央の線は中央値を表す
       箱ひげ図の中央の線は中央値です。平均値ではないので注意しましょう。また、分布に偏りがある場合は、平均は箱の外側にある場合もあります。
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