次に縦軸の累積配分比率を算出します。
@ 各階級の階級値(階級後の平均値などでも構いません。)を作成します。
A 配分(階級値(所得)×度数(人))を算出します。
B 配分を階級の小さい方から累積します。
C 配分の合計値で各階級の累積配分を割ります。
D 累積相対度数の値をコピーして均等配分線様のデータを作成しておきましょう。
※貼り付ける際は、範囲を選択後に右クリックして「値を貼りつける」をチェックして貼りつけます。
データがそろったら、作図に入りましょう。
「挿入」から散布図(線付き)を選択すると、グラフエリアが表示されますので右クリックして「データの選択」を選びます。
表示された画面の「追加」を選び、「系列Xの値」に累積相対度数、「系列Yの値」に累積配分比率の値が入ったセルを選択し、「OK」を押します。必要であれば系列名も入れておきましょう。
均等配分線は、「追加」から「系列Xの値」に累積相対度数を、「系列Yの値」に均等配分線の値を選択して下さい。
すると、以下のような図が作成できるでしょう。
最後に、「軸の書式設定」や「グラフツール」のレイアウト変更などの機能を使って、グラフの整備と必要な情報を追加して完成です。
均等配分線と縦軸、横軸に取り囲まれた面積(下図A及びBの面積)のうち、均等配分線とローレンツ曲線に取り囲まれた面積(下図Aの面積)の割合をジニ係数といいます。
ジニ係数は0から1までの値をとり、一般的にジニ係数が大きい場合は格差が大きく、ジニ係数が小さい場合は格差が小さいことを示します。
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