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家計

所得、消費支出、貯蓄《経済的な豊かさをとらえる》 1 エンゲルの法則

 エンゲルの法則エンゲル係数という言葉を聞いたことがあるかもしれません。ドイツの経済学者エンゲルは、世帯の食料費に注目し、所得の高い世帯では、消費支出に占める食料費の割合が小さい、つまり、この割合が低いことが経済的ゆとりを示す指標であると考えました。
 それでは、この法則に当てはめると、現在の我が国は、経済的に豊かになったといえるのでしょうか。

分析に必要なデータ・資料は?

データを理解して加工してみよう

  1. 総務省統計局のホームページから、家計調査の1世帯当たり年平均1か月間の支出-二人以上の世帯(昭和38年〜平成21年)(全国)をダウンロードします。
  2. 昭和38年〜平成21年(二人以上の世帯)について、「消費支出」、「食料」の支出金額を基に、各年の消費支出金額に占める食料費の支出金額の割合を求めます。
  3. これらの支出金額の割合を縦軸、年次を横軸に取って、「食料」の支出金額の割合を折れ線グラフで表してみましょう。

図1 食料の消費支出に占める割合の推移
(二人以上の世帯(農林漁家世帯を除く))

統計から読み取れることは?

 「食料」の「消費支出」に占める割合は、およそ50年の間に約15ポイント低下していますから、エンゲルの法則から見た場合、我が国は経済的に豊かになったといえます。

その他の費目

「食料」以外の費目の割合についても、同じように時系列推移を見てみることにしましょう。
 割合が低下傾向にあるのは、「家具・家事用品」、「被服及び履物」の2費目で、「保健医療」、「交通・通信」、「教養娯楽」の3費目は上昇傾向にあります。 特に、「交通・通信」の上昇傾向が顕著になっています。

図2 費目別に見た消費支出に占める割合の推移

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