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事業所・企業

企業活動から見た「グローバリゼーション」

 「グローバリゼーション(globalization)」とは、物、資本、人などの交流、移動が世界的規模に拡大していくことを表す言葉です。例えば、企業にとってのグローバリゼーションは、海外に現地法人を設置し、商品の販売、製造などの活動を行うことが挙げられるでしょう。自社製品の販売地域を海外に広げることで規模の拡大を図ったり、自社製品の生産拠点を人件費の安い国に移すことで、コストを抑えたりすることが可能になります。一方で、その代償として、海外の政治・治安の状況、文化の違い、現地企業との競争、為替変動のリスクなどを背負うことにもなります。
 我が国の企業も販売地域の拡大や、工場の海外移転によるコストダウンを図るためなどにより急速にグローバリゼーションが進んできましたが、近年では、そのリスクについても取りざたされるようになってきました。近年の企業のグローバリゼーションの状況はどうなっているでしょう。

分析に必要なデータ・資料は?

データを理解して加工してみよう

  1.  我が国の企業の海外における活動については、経済産業省が、海外に現地法人を有する我が国の企業(金融、保険、不動産業を除く)を対象として海外事業活動基本調査を、我が国における外資系企業数について外資系企業動向調査を行っています。
     経済産業省ホームページの海外事業活動基本調査結果及び外資系企業動向調査結果を参照しながら作業を進めます。 このデータを基に、全国及び地方別の1世帯当たりの生鮮肉、牛肉、豚肉の品目別支出金額について以下の表を作成します。なお、生鮮肉には、牛肉や豚肉以外に、鶏肉などの他の肉類も含まれています。
  2.  ここでは2001年度から2010年度までの我が国の企業の現地法人及び外資系企業の推移について時間的な変化をグラフにしてみましょう。
  3.  まず、海外事業活動基本調査の最新の調査結果の中から「4.現地法人の時系列データ」を、外資系企業動向調査の最新の調査結果の中から「17.過去8年間の推移」をダウンロードします。
  4.  各年度の法人数や従業者数、売上高を基に、グラフを描きます。
    すると、次のようなグラフになります。

図1 我が国企業の現地法人数及び従業者数の推移


図2 我が国企業の現地法人売上高の推移


図3 我が国における外資系企業の従業者数及び売上高の推移

統計から読み取れることは?

 企業活動から「グローバリゼーション」を考える場合、我が国の企業の海外への進出と、海外の企業(外資系企業)の我が国における活動を理解しておくことが重要です。
図1及び図2は海外における我が国の現地法人の活動規模を示しています。これを見ると、現地法人数は2001年度以降一貫して増加していますが、従業者数及び売上高は2008年秋のリーマン・ショックの影響などにより、2008年度に減少しました。
 一方、図3は我が国における外資系企業数を示しています。これを見ると、海外における我が国の現地法人と同様、2007年度まではほぼ一貫して増加傾向にありましたが、先の現地法人の従業者数などと同様に2008年度には減少しています。
 全体の傾向はいま述べたとおりですが、ここで紹介した統計には北米、アジア、ヨーロッパなどの地域別結果や、製造業、卸売・小売業、サービス業などの産業別結果もありますので、興味のある方は御覧ください。

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