母集団に含まれるすべての単位のリストが利用できない場合に、集落抽出法以外でよく用いられているのが二段抽出法です。
二段抽出法では、最初に調査地域を無作為に抽出するところまでは集落抽出法と同じですが、その先が異なります。調査地域内をすべて調べるのではなく、その地域の中ですべての調査対象の名簿を作り、その中からもう一度、標本を選び出して調査するのです。
このように、一段目では調査地域を選び出し、さらに二段目では世帯などの調査対象を選び出すという2段階の方法で標本を選ぶので、二段抽出法と呼ばれます。
同じ地域に特徴の似ている世帯が集まっている場合には、調査区内のすべての世帯を調べる代わりに、その中の一部の世帯を抽出して調査しても、それほど調査結果の精度は低下しません。このため、二段抽出法によれば、1地域にかける調査費用を節約することができ、そうして節約された経費を活用して、調査地域の数を増やして全国に広く散らばらせることができるので、調査結果の精度を向上させるためには得策です。



