統計局

統計局採用情報

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統計調査部長:千野 雅人

先輩からのメッセージ01

千野 雅人

Masato Chino

  • 昭和59年度採用
  • 統計局統計調査部
  • 部長
  • 試験区分「数学」

統計は、すべての基礎〜日々の生活から民主主義まで〜

統計は、日々の生活や企業の経営、行政の施策立案などに欠かせないものです。

例えば、どのような人々がどこに住み、どこに通勤・通学しているかがわからなければ、いざというときに役に立つ防災計画は立てられませんね。統計は、災害への備えや住みよい街づくりなど、私たちの身近なところで役に立っています。

さらに、統計は、国家運営や民主主義にも、欠かせないものです。 例えば、国勢調査の結果が公表されると、各選挙区の人口の均衡が図られるように、衆議院小選挙区の改定案の作成作業が行われます。したがって、万が一、国勢調査の人口がゆがんでいると、選挙区の区割りもゆがんでしまうのです。

このように、統計は、日々の生活から民主主義まで、あらゆることの判断の基礎となり、指針となるものです。統計が乱れると国が乱れる、といわれるゆえんです。

統計調査は、国家プロジェクト

皆さんの「統計」のイメージは、洗練されたデータの一覧のようなものだと思います。しかし、それらのデータは、一朝一夕に生み出されるものではありません。

国勢調査では、すべての都道府県と市区町村が事務を行い、70万人あまりの調査員を動員します。必要となる予算の獲得、人員の配置、物資の調達、法令の整備、関係機関の調整、広報、危機管理などを、適切なプロジェクト管理の下に誤りなく行って、ようやく、データが生み出されるのです。統計調査の業務は、大きな国家プロジェクトなのです。

ビッグデータなど、わくわくする時代に

最近は、ビッグデータ、データサイエンス、IoT(Internet of Things)など、データをめぐる環境が大きく変化しています。

今後、統計を作成する際の補完情報としてビッグデータを活用したり、逆に、ビッグデータを分析する際のベンチマーク情報として統計が活用されたりするようになるかもしれません。ポータルサイトの検索キーワードを分析することにより、景気統計をリアルタイムに作成することも、可能になるかもしれませんね。

統計も、調査によって作成するだけでなく、いろいろな情報源を活用して作成する動きが広がる可能性があります。統計とビッグデータをいかに融合させるかなど、新たな統計の作成・提供のあり方をめぐる話題は、尽きません。

わくわくするような「データ革命」の時代が、すでに始まっているのです。

多くの道が、開けている

皆さんには、統計だけでなく、行政管理や情報通信など、いろいろな行政分野で仕事をする幅広い可能性があります。私自身も、情報通信部局でケーブルテレビの許認可業務を行ったり、内閣官房で首相補佐官制度を立案したり、経済産業省に出向して産業デザイン政策を推進したりしてきました。これらは、私にとって良い経験となりました。

皆さんには、その関心と意欲と能力次第で、多くの道が開けているのです。

「スペシャリスト」を目指そう

しかし、今のような変革期の行政官に求められることは、いろいろな行政分野の仕事を器用にこなすことよりも、それぞれの行政分野のプロになることだと思います。中くらいの専門性で多くのことができる「ジェネラリスト」よりも、その分野では誰にも負けないくらいの専門性や手腕を持つ「スペシャリスト」を目指すことが、大切です。

生活から民主主義まで、あらゆることの基礎となり、指針となる「統計」は、皆さんが一生をかけて取り組む価値が十分にある行政分野です。とくに、現在は、ビッグデータなどによるデータ革命が進行中であり、統計にも、斬新な発想が求められています。

統計のスペシャリストを目指し、このような変革期にある統計のあり方について、一緒に考えていきましょう。

労働力人口統計室:小泉 英希

先輩からのメッセージ02

小泉 英希

Hideki Koizumi

  • 平成15年度採用
  • 国勢統計課
  • 労働力人口統計室
  • 課長補佐(企画第一担当)
  • 試験区分「理工Ⅱ」

みんなの応援役

このページを見ているあなた、役職を見て何をやっているかピンと来た方は、官庁勤務経験のある方だと思います(笑)。

さて、私の仕事は、毎月の「完全失業率」や「就業者数」などがわかる「労働力調査」を担当している「労働力人口統計室」で、企画第一担当補佐をしています。だから、これではわかりませんよね。

なるべく簡単に言うと、室員の「応援役」とでも言えばいいでしょうか。結果を公表したり前面に出たりはしませんが、裏方からバックアップする役まわりです。

例えば労働力調査は、毎月4万世帯を対象に調査を継続的に実施しています。定型的な調査と思われるかもしれませんが、2013年には国際労働機関(ILO)で新たな基準が定められ、今後、新基準への対応が必要となっています。私は、このための検討や、問題点の洗い出しに関わっています。

また、我が国の生活時間配分を調べる「社会生活基本調査」も当室で実施しており、この関係で海外から来訪者がある場合にも対応します(もちろんEnglish)。

さらにふだんは、「何か業務改善できることはないかな?」と日々の業務を見て回って、室の皆さんの仕事が少しでも効率的になる取組をし、照会案件がある際には室員の防波堤(のつもり)になって対応し…。

と、室員がそれぞれの本務に集中できる環境を準備するのが、私の役目です。少しピンと来たでしょうか。

「徹底」と「妥協」と「休日の楽しみ」と

さて、私は、バックアップ役とは言いつつも、意思決定プロセスに関わることも多々あります。そこで留意しているのは「徹底」と「妥協」です。

まず、日本品質の追求ということで、「徹底」的に、論理的に、中身にこだわる。もう、三段論法を飛ばして「AならばCである」なんて資料は、絶対に許しません。Bはどこにいった。

ところで、ずーっと徹底的に議論していると、時間があっという間に過ぎてしまいます。巧遅vs拙速のどちらがいいかは分かりませんが(誰もが巧・速を夢見る)、期限切れは問題外ですね。これは役人でなくても同じことです。そこで、時間を考慮した「妥協」も必要になってきます。このバランスを取ることが、大切な事だと思っています。

バランスつながりで言いますと、昨今のワークライフバランスにも乗っかり、仕事(オン)と休日(オフ)のバランスも大事になってきます。私の場合、休日はほとんど毎週、何か予定を入れています。ランニング大会に出たり、ゴルフに行ったり、イタリア語を勉強したり、ゲームしたり、資格試験を受けたり…と、様々な活動を通じてリフレッシュしています。

あ、もちろん家庭も大事にして、結婚記念日・妻の誕生日は空けておきますよ!

料理を作って、自分で食べられるという感覚

理工系のバックグラウンドがあると、統計に関する数式(世の中には、シグマΣを見ると拒絶反応を起こす方もいる)を見てもびくともしません。数式も自分で理解・解釈できますし、それをもとに、自分でデータ処理することもできます。もちろん、多少の訓練は必要ですが、文系のバックグラウンドに比べれば、一般的には有利です。

これを料理で言い換えると、食材に生魚が出ても驚かず、必要に応じて料理本を見れば内容を理解し、すぐさま三枚におろし、下ごしらえができるということだと思います。

また、統計局ではデータを利活用して、研究分析や論文作成、学会での報告を行うこともできます。かくいう私も、韓国で開催された国連・韓国主催の国際セミナーで発表したことがありますし、局内ではありますが簡素な論文を記述したこともあります。

これは料理に言い換えると、三枚におろした魚をフライにしたり、ムニエルにしたりすることができる、ということです。さらにその結果を自分で発表できるのですから、最後に食べて味わうことも可能、ということです。

料理に例えると分かりづらいかもしれませんが、まあ、自分で最初から最後まで楽しむことができる、と、そういうことです。

平成15年
総務省入省(就業構造基本調査担当)
平成19年7月
社会保険庁出向(社会保険統計を担当)
平成20年7月
厚生労働省出向(公的年金の財政検証、企業年金などを担当)
平成22年7月
統計局へ異動(経済センサス、国勢調査試験調査などを担当)
平成25年10月
行政管理局へ異動(政府の情報システム改革など担当)
平成27年7月
統計局へ異動(現職)
国勢統計課:榑松 良祐

先輩からのメッセージ03

榑松 良祐

Ryosuke Kurematsu

  • 平成25年度採用
  • 国勢統計課
  • 企画係
  • 試験区分「数理科学・物理・地球科学」

日本の「勢い」を測る!

皆さんは、昨年10月に実施された「国勢調査」に回答していただけましたか?

私は、今、日本国内を隅から隅まで調べて、国内の人口・世帯の実態を明らかにする「日本最大の統計調査」である国勢調査に携わっています。

今でこそ、調査も無事に実施(オンライン回答率は36.9%を記録!など)され、ほっと一息付けていますが、実施までの道のりは正直険しく、毎日が勉強でした。特に印象に残っていることは、国勢調査の実施スキームを定める政令「国勢調査令」を改正するための業務です。理工系出身の私にとっては完全に不案内の領域で、てんてこ舞いの日々でした。

少しこの時のことを紹介しましょう。

政令等の法令には条文と呼ばれる箇条書きの文章がいくつも連なっています。よって、私が取り組んだ改正作業とは、この一文一文を必要な形に修正していくというものなのですが、簡単にはベストな形になりません。なぜならば、法令はいわば国民を縛るものであり、他の法令との関係で齟齬があってはいけないからです。よって、そのチェックは相当厳しいものとなります。今回も、チェック機関である内閣法制局という壁が大きく立ちはだかりました。

そもそも、今回の国勢調査はオンラインによる回答を全国的に導入するなど、これまで実施してきたものと、その手法面で大きく異なる点があり、どう他の法令と齟齬無く条文化するかは困難を極めました(家には着替えに帰るだけといった日も続きました)。なんとか内閣法制局からの了解を得たときの達成感は忘れることができない財産です。

Back to basics !

数学や物理の難しい問題を解く際、基本に立ち返ると案外簡単に問題が解けることがありませんか?これは、仕事においても同じだと感じており、今でも何かの時には基本に立ち返ることを意識しています。

先ほど紹介した政令改正時においても、例えば、「社会福祉施設」をもれなく規定するために、社会福祉施設のそもそもの定義は何かといったことを徹底的に調べ、条文案を作成しました。この基本に立ち返った考え方によって、内閣法制局の了解も無事に得ることができました。

行政の最前線で、論理的思考力を武器に日本のために働ける面白さ

総合職事務系(理工系)の魅力は、「行政の最前線で、論理的思考力を武器に日本のために働ける面白さ」だと思います。

これをお読みになっている皆さんも、今は研究室等で日々課題に対して、実験データ等を基に論理的に自分の主張を構成していく訓練をされていることと思います。過去の論文を漁り、数式の理解を深めたり定義を再確認したりと、困った時には基本に立ち戻るという癖も体にしみ込んでいることと思います。

私自身、このような地道な下調べと、論理的に物事を運んでいく力が、現在、仕事において非常に役立っていると感じます。日本は現在、世界に類を見ない超少子高齢化という課題を抱えています。またその課題に端を発した財政状況の悪化も踏まえると、行政運営はより一層の効率化が求められるところです。今回の国勢調査に導入されたオンライン回答システムは、まさに「効率化」につながるものです。この一大事業に、理工系出身としての論理的思考力を武器に貢献できたことに誇りを感じていますし、最高のやりがいも感じています。

今後も理工系として学生時代に培ってきた力をいかして様々な困難を乗り越えていきたいと思います。

理工系として勉学に励んでいらっしゃる学生の皆さん、日本のためにこれまで培ってきた力を発揮してみませんか。

  • 9:30
  • 登庁
  • 出勤したらまずはメールのチェック。
  • 10:00
  • 資料作成
  • 法制局審査のための資料を作成。 ミスが許されないため、一つ一つ慎重に。
  • 12:00
  • ランチ
  • 近くのお弁当屋さんへ先輩たちと買い出しに。
  • 13:00
  • 業者との打ち合わせ
  • 担当している国勢調査用品の業者と納品スケジュールについて確認。
  • 14:00
  • 資料の再確認
  • 法制局審査の前に作成した資料の再確認。より根拠の強い説明ができないかの再検討も。
  • 16:00
  • 法制局審査
  • 審査中は、一言も聞き落とすことができない緊張感。 長いときは8時間に及んだときも。
  • 22:00〜
  • 資料作成
  • 法制局からもらった宿題を洗い出し、手分けして条文の検討や資料の作成。今日は帰宅できそうにないな。。。
労働力人口統計室:西川 由里子)

先輩からのメッセージ04

西川 由里子

Yuriko Nishikawa

  • 平成27年度採用
  • 国勢統計課
  • 労働力人口統計室
  • 審査発表第一係
  • 試験区分「数理科学・物理・地球科学」

正確に、確実に、迅速に

統計ができるまでには、①調査の企画設計と実施体制の整備、②実地調査、③集計、④公表という大きな流れがあります。私は現在、その流れの最終段階にあたる「④公表」の業務を、経常四調査という経済政策・金融政策や市場動向等に大きな影響のある調査のひとつである「労働力調査」において担当しています。

労働力調査は我が国の就業・不就業の状況を把握するために毎月公表されており、完全失業率や就業者数など、その結果は景気を判断する指標のひとつになっています。毎月決められた公表日に、正確かつ確実に、わかりやすい形で結果を世に送り出すことが私の重要な使命です。

チーム一丸となって

実際の公表作業は、報告書や統計表の作成、数値のチェック、結果の分析などを短期間に行わなければならず、迅速さと正確さが求められます。膨大な作業を期日までに終えるためには、係内の連携が必須となり、皆で常にコミュニケーションをとりつつ、力を合わせ公表日に向けてまとめていきます。よって、無事に公表を終えたときには、安堵感や達成感とともに、これだけ多くの方の力がなければ、ひとつの統計が成り立たないのかといった驚きにも似た感動を感じています。

公表業務の他にも、一般の世帯の方やマスコミからの問い合わせへの対応や、調査結果の分析に必要な情報収集を行うのも私が担う大切な仕事です。

偶然の「出会い」

私は大学時代、工学部で物理や数学、情報処理などを学んでいました。漠然と「将来は自分の専門を生かしながら多くの人の役に立つ仕事がしたい」と考えていたものの、はじめから公務員を志望していたわけではありませんでした。そんな時たまたま立ち寄った大学の進学情報コーナーで、「総合職事務系(理工系)」のパンフレットを目にし、自分がこれまでに学んできた理系の知識を活かしながら、「行政」という非常に大きなスケールで働ける場があることを知りました。内容に興味を引かれ早速説明会に足を運んだところ、仕事の内容の幅広さもさることながら、お話してくださった先輩方のやる気と熱意に圧倒され、それまで抱いていた”保守的でお堅い”それまでの公務員のイメージが見事に打ち砕かれたのを覚えています。

長いお付き合い

総務省には色々なバックグラウンドを持った多くの職員が働いています。しかしながら、単に三々五々というわけではなく、多様性を持ちつつも、それを生かし、「皆でひとつのチームとして難題に立ち向かっていこう」というメッセージを私は強く感じました。

就職先を選ぶことは、今後の人生を左右するとても重要な選択です。人生のかなり長い時間付き合っていくものだからこそ、職場や職員の雰囲気が自分に合っているかどうかはとても大事なことだと思います。

総務省が持つこういった雰囲気、そして理工系としての強みを生かしながら多様な活躍の場が用意されていること、これらが私にとっての志望の決め手となりました。

社会と深く関わる仕事

学生時代、政治や経済というものに関しては直接関わる機会がなかったため、少し距離を感じていました。しかし、現在の仕事に携わるようになってからは、社会のあらゆる動きが自分の生活とつながったものとして意識されるようになりました。普段目にする新聞やテレビのニュースもより自分事として考えることができるようになり、世界が広がったように感じています。

私は労働力調査を担当していますが、労働力調査の結果は、国会の答弁で主張の根拠として用いられることや、新聞やテレビなどのマスコミで取り上げられることも多く、自分の仕事が社会に与えるインパクトの大きさを実感しながら働いています。

女性も活躍しています!

この文章をお読みの女性の方の中には、総合職事務系(理工系)に興味はあるものの、「理工系」というと男性が多いイメージがあり、その中でやっていけるか不安…という方がいらっしゃるかもしれません。確かに、総合職事務系(理工系)で採用された職員は男性の割合が高いですが、実際に働く職場は女性職員の数も多く、仕事と子育てを両立しながらパワフルに活躍している職員が何人もいます。女性だからといって変に気を遣われることもなく、男性と対等に仕事を任されます。性別に分け隔てなく活躍の場が用意されているので、興味を持たれた方はぜひ積極的に門戸を叩いていただければと思います。

  • 8:30
  • 登庁
  • 一日の予定を確認。作業の優先順位を考えてスケジュールを立てる。
  • 9:00
  • 新聞チェック
  • 調査に関連のある記事や分析の参考となる記事を室内で共有。
  • 10:00
  • 資料の作成
  • 午後の審議で使う資料について、内容を上司に確認。
  • 12:00
  • ランチ
  • 食堂で先輩や同期数人とランチ。
  • 13:00
  • 室内審議
  • 次の公表に向けた打合せを行う。作成した資料の修正が入ることも。
  • 15:00
  • 資料の確認
  • ホームページに掲載する統計表のチェック。公表資料は間違いのないようダブル、トリプルチェックを行う。
  • 17:00
  • 問い合わせ対応
  • 一般の世帯の方やマスコミからの問い合わせに電話やメールで対応。海外から問い合わせが来ることもある。
  • 19:00
  • 資料の準備
  • 翌日の午前中の会議で使用する資料を準備する。
  • 20:30
  • 退庁
  • 明日やる作業をメモにまとめ、本日の業務は終了。
統計センター:山田 幸夫

理工系以外のフィールドから
先輩からのメッセージ05

山田 幸夫

Yukio Yamada

  • 平成4年度採用
  • 独立行政法人統計センター
  • 経営審議室
  • 室長
  • 試験区分「法律」

門外漢

冒頭から大変恐縮ですが、実は私は理工系事務官採用ではありません。法文系事務官採用者です。御縁があって、統計部門に携わっています。統計部門にはこんなタイプの人間もいるのか、と感じていただければと思います。

主に行政管理・行政改革部門に

私は、平成4年に採用されてから、情報公開法制度担当や独立行政法人改革担当、電子政府の推進担当など、主に行政管理・行政改革系の部門を経験してきました。そのほかにも、当時の総理府での戦後処理担当、当時の郵政省での放送行政担当なども経験しました(キャリアパス参照)。

そして統計部門に

統計部門に初めて着任したのは10年ほど前で、その時の配属先は統計基準部(現・政策統括官(統計基準担当))でした。総務省の統計部門には大きく2つの流れがあり、ひとつは、統計調査を行いその結果を基に統計を編成する調査実施部門で、その最大のものが統計局になります。そしてもうひとつが、各府省の統計調査が効率的に実施され、また整合性ある統計が体系的に作成されるように調整・審査などを行う統計基準部門です。私は、主に後者の部署を経験してきました。そして、昨年4月からは統計編成や共通基盤を担う(独)統計センターにおります。

統計は、社会に必要不可欠なソフトインフラ

統計部門に着任する前には、地味との先入観もありました。

しかし、物事を正確に捉えて、判断を的確に行っていくためには、正確な統計は必要不可欠です。世の中のダイナミックな動きも、かすかな変化も、統計で捉えることができます。

昨今、"証拠に基づく政策判断"の重要性が広く認識され始めてきています。最近読んだ著名な経営者の方の本にも、ものごとを的確に判断するためには、「数字」と「ファクト」と「ロジック」で判断することが大事だと説かれており、正にそのための正確な数字を提供するのが統計の役割だと思いました。

統計は、国家や社会の進路を決めていく上で必要不可欠なものであり、ソフトなインフラです。このことは、古今東西変わらないものだと思います。

正確な統計を的確かつ効率的に作成し、それを適時・適切かつ利用しやすい形で提供することは、実際に中で見てみると、言うは易く行うは難いことです。そのための過程は、決して派手ではなく、数々の困難も伴う作業です。

そのために、多くの関係者が日々努力を重ねているということを、実際に着任してみて実感しました。

意欲溢れるみなさんをお待ちしています!

統計は、国家百年の計を定めるための羅針盤です。

統計部門には、地道な作業からICTを活用した最先端の業務まであります。

統計を作成するためには、企画段階・実際の調査段階・編成段階・分析段階・公表段階と多くの段階があり、この過程を経て統計が世の中に出されるのです。そのための工程には、省内はもとより、関係府省や地方公共団体、調査員、学識経験者、そして統計利用者など多くの方々が関わっています。これらの関係者との協議・調整・共同作業などを通じて、正確な統計が編成され、提供されているのです。

統計業務の実施には、統計に関する知見もさることながら、企画力・調整力・交渉力や責任感などの実行力が必要になります。いわば総合力が問われる仕事です。決して簡単なものではありませんが、だからこそやり甲斐もあります。ぜひ意欲溢れる若い皆さんに加わってもらいたいと思っております。志ある皆さんをお待ちしております。

平成4年
総務庁採用
情報公開法制度担当、戦後処理担当、郵政省出向、大臣政務官秘書官、統計基準担当などを歴任
平成19年
内閣官房行政改革推進本部事務局 企画官
平成21年
総務省行政管理局 企画官
平成23年
内閣官房IT担当室 企画官
平成24年
同 内閣参事官
平成25年
総務省政策統括官(統計基準担当)付統計審査官
平成27年
現職
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