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国際統計活動


カンボジア政府統計能力向上プロジェクト・フェーズ1
平成19年3月31日
プロジェクトの概要
カンボジア統計局支援チーム事務局
はじめに

  2005年8月28日から2007年3月31日まで、我が国の政府開発援助(ODA)の一環として、 国際協力機構(JICA)を通じて、カンボジア計画省統計局 (National Institute of Statistics, Ministry of Planning, Cambodia. 以下「NIS」という。)に 対する技術協力プロジェクト「カンボジア政府統計能力向上プロジェクト・フェーズ1」 (以下「プロジェクト」という。)が実施された。 このプロジェクトの企画、実施及び運営については、総務省統計局を中心に、 総務省統計研修所、(独)統計センター、(財)日本統計協会、(財)統計情報研究開発センター及び(株)ICONS国際協力が 一体となって支援した。ここでは、プロジェクトの概要及びカンボジアの統計事情などについて紹介する。
  なお、2007年4月からはフェーズ2へ移行する。

 1.技術協力の目的

  プロジェクトの主な目的は、NIS、地方統計職員及び各省庁統計職員を対象に、 その統計能力を向上させることであった。

 2.技術協力の内容

 (1)統計研修の実施

  プロジェクトでは、約1年半で、一連の統計研修 (全48科目で6か月間、1科目最大40名の研修生)を 3回繰り返して実施した。 この統計研修には、統計調査企画、標本理論、集計、統計分析などの統計基礎研修のほか、 基礎数学やEXCEL / ACCESSなどを利用した研修も含まれており、 統計全般を幅広くカバーした。 また、この統計研修は、上級コース、中級コース及び初級コースの3つのレベルに分かれていたので、 研修生は、初級、中級、上級と、徐々にレベルを上げて、繰り返し受講できるようになっていた。

  講師陣は、すべて日本から派遣された講師16人で、 大学教授や統計局長経験者など優秀な講師で構成されており、 極めて充実した研修が実施された。


 
写真1 プロジェクトによる統計研修の風景

写真1 プロジェクトによる統計研修の風景

 (2)統計設備の充実

  1クラス最大40名の研修生を想定した研修室をNIS庁舎内に確保した上で、 研修効果を高めるために、研修生1名に対して1台のパソコンという環境を整備した。 また、研修室内のLAN環境も整備された。


 (3)外国での統計研修の実施

  将来的にプロジェクトを主導していくための人材をカンボジア側に育成するために、 毎年度、NIS職員(1〜3名)を、総務省統計局を始めとした統計機関へ研修生として派遣した。 また、2006年度には、NIS職員(2名)をインドネシア統計局にも研修生として派遣した。


 (4)地方での統計研修の実施

  中央のみならず地方についても統計機関の能力向上を図るために、 地方から中央に研修生を召集するだけではなく、地方にもプロジェクトの講師が赴き、 州計画局統計課職員及び郡計画事務所の統計担当職員に対して研修を実施した。


 
写真2 カンボジア計画省正門に掲示されたプロジェクトの看板

写真2 カンボジア計画省正門に掲示されたプロジェクトの看板

 (5)統計セミナーの開催

  プロジェクトの活動を内外にアピールすることを主な目的として、 2006年1月26日、カンボジア政府統計関係者、国際機関、各国政府援助機関、NGO、 カンボジアのメディア等を召集してプノンペンで第1回統計セミナーを開催した。 このセミナーについては、翌日、現地一般紙で大きく報じられた。


 
写真3 第1回統計セミナーの様子

写真3 第1回統計セミナーの様子

 
写真4 第1回統計セミナーでの発表の様子

写真4 第1回統計セミナーでの発表の様子

 (6)2008年人口センサスに対する支援

  カンボジアでは、2008年に人口センサスの実施が予定されていることから、 これに対する支援も実施した。


 (7)専門家派遣

  総務省統計局は、上記(1)〜(6)の活動を総合的に管理及び支援するために、 職員2名(統計研修所及び統計センターの職員を含む)を計8回、 NISへ短期派遣(各回3週間程度)した。この外、民間からの専門家も派遣されている。


 
写真5 NISの全景

写真5 NISの全景

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