| 3. |
調査票を集計し、統計表とグラフを作ろう |
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| (3) |
データをグラフに表す(グラフとその表し方) |
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| 〈3.3〉その他の統計グラフ |
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[1] ヒストグラム |
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下の表は、2001年のアジア各国の穀物自給率です。10%に満たない国から200%を超える国まで様々あることが分かりますが、何%くらいの自給率の国が多いのか、平均的にどのくらいの自給率なのかなど、全体としてどのようになっているのかはこの表のままでは分かりにくいです。 |
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表3.3.7 アジア各国の穀物自給率 |
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| (%) |
| アゼルバイジャン |
75 |
カザフスタン |
241 |
タイ |
154 |
フィリピン |
81 |
| アフガニスタン |
92 |
韓国 |
32 |
タジキスタン |
53 |
ベトナム |
123 |
| アルメニア |
50 |
カンボジア |
116 |
中国 |
95 |
マレーシア |
25 |
| イエメン |
20 |
北朝鮮 |
68 |
トルクメニスタン |
85 |
ミャンマー |
126 |
| イスラエル |
9 |
キルギス |
95 |
トルコ |
95 |
モンゴル |
44 |
| イラン |
59 |
グルジア |
70 |
日本 |
24 |
ラオス |
123 |
| インド |
106 |
サウジアラビア |
30 |
ネパール |
101 |
レバノン |
16 |
| インドネシア |
86 |
シリア |
124 |
パキスタン |
98 |
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| ウズベキスタン |
86 |
スリランカ |
62 |
バングラデシュ |
95 |
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(矢野恒太記念会編集(2003). 世界国勢図会第14版、 矢野恒太記念会) |
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どの程度の自給率の国が最も多いのでしょうか。また、自給率の高い国から低い国までどのように分布しているのでしょうか。 |
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分布がどのようになっているかを知るにはヒストグラムが便利です。
ヒストグラムでは、50%(アルメニア)と53%(タジキスタン)とのような数%の差はあまり問題にせず、だいたい同じくらいとみなします。 40〜60%の国が4か国あるなどといったようにまとめることで、自給率の高い国から低い国までおおよその分布をとらえやすくできます。
表3.3.8の40%以上60%未満のように区切られた区間を階級、それぞれの階級に入るデータの数を度数といい、階級ごとの度数を表した表(度数分布表)を作成します。 |
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表3.3.8 穀物自給率の度数分布表 |
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今回のデータは、階級の幅を20に設定し、度数分布表にまとめました。この度数分布表を使ってヒストグラムを作ります。
横軸の幅を階級の幅とし、度数を高さとし、隙間を空けずに作成します。
階級の取り方によって分布の形が大きく変わって見えてしまうので、あまり階級の幅が細か過ぎたり、粗過ぎたりしないように注意しましょう。また、境界値が2つの階級に重複したり脱落したりしないように、“以上”、“未満”等の言葉を用い、明確に定義します。 |
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図3.3.9 穀物自給率のヒストグラム |
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ヒストグラムに表すことによって分布の様子(型)が分かりやすくなります。このヒストグラムを見ると、自給率80〜100%の国が最も多く、その周りの20〜80%、100〜140%の国はそれほど数に違いはないことが分かります。0〜20%の国が2か国あり、また240〜260%と突出した国(カザフスタン)が1か国あります。日本は24%ですが、20〜40%の5か国の1つであることが分かります。 |
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[2] レーダーチャート |
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表3.3.9は、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北中米、南米、オセアニアの各地域の中で供給栄養量が最も高い国(表の上段)と低い国(表の下段)の食料供給量をまとめたものです。 |
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表3.3.9 1人1日あたり食料供給量 |
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| (単位:g) |
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国名(供給栄養量(kcal)) |
穀 類 |
いも類 |
野 菜 |
肉 類 |
牛乳・
乳製品 |
魚介類 |
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| アジア |
イスラエル(3542) |
399 |
126 |
679 |
201 |
583 |
64 |
| モンゴル(1963) |
316 |
64 |
56 |
281 |
371 |
0 |
| アフリカ |
チュニジア(3388) |
598 |
81 |
502 |
69 |
251 |
25 |
| ブルンジ(1628) |
83 |
588 |
83 |
12 |
15 |
9 |
| ヨーロッパ |
ポルトガル(3768) |
354 |
355 |
516 |
271 |
566 |
159 |
| クロアチア(2617) |
275 |
346 |
325 |
87 |
428 |
12 |
| 北中米 |
アメリカ合衆国(3754) |
312 |
176 |
368 |
342 |
701 |
56 |
| ニカラグア(2314) |
342 |
38 |
24 |
43 |
106 |
4 |
| 南米 |
アルゼンチン(3176) |
355 |
243 |
218 |
285 |
629 |
26 |
| ベネズエラ(2229) |
312 |
84 |
127 |
124 |
221 |
53 |
| オセアニア |
ニュージーランド(3152) |
241 |
224 |
384 |
314 |
373 |
67 |
| パプアニューギニア(2186) |
210 |
607 |
204 |
69 |
13 |
38 |
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(矢野恒太記念会編集(2001). 世界国勢図会第12版、 矢野恒太記念会.) |
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穀類供給の多い国や肉類の多い国など内訳は様々ありますが、円グラフなどでまとめると構成比の比較になり、量の大小がうまく比較できません。量の情報も含めながら供給量の比較を行う方法について考えてみましょう。 |
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いくつかの変量を構成比に直さずにまとめて比較する方法にレーダーチャートがあります。
項目の数に合った正多角形(今回は6項目なので正六角形)をまず作り、各頂点をそれぞれの項目に対応させます。次に中心と各頂点を線分で結び、中心を0として目盛りを定めます(今回は各頂点を800gとします。)。それから各国の値を順に目盛りにとり、それを線分で結ぶと多角形(六角形)ができあがります。ここでは各地域で1つずつレーダーチャートを作り、最高値の国と最低値の国を色分けしました。 |
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図3.3.10 各国の食糧供給のレーダーチャート |
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レーダーチャートでは、値が大きいほど外に広がり、小さいほど中心に集束します。また各項目の値のバランスが取れているほど正六角形に近い形になります。最低値の国は中心に集束しがちで、形も1か所のみがとがっているものが多いことが分かります。 |
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[3] 絵グラフ |
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下の表は、ある年の世界の自動車メーカーの生産台数について上位5つをまとめたものです。 |
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表3.3.10 世界の自動車メーカーの生産台数(2002年) |
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| (単位:千台) |
| メーカー名 |
国名 |
台数 |
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| A社 |
A国 |
8326 |
| B社 |
B国 |
6729 |
| C社 |
C国 |
6626 |
| D社 |
D国 |
5017 |
| E社 |
E国 |
4456 |
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(矢野恒太記念会編集(2003). 世界国勢図会第14版、 矢野恒太記念会) |
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これらのデータを単にグラフにまとめるだけではなく、例えば発表するときのために、効果的に表す方法について考えてみましょう。 |
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このようなデータを表すためには、棒グラフや統計地図などもありますが、単にまとめるだけでなく、効果的に視覚に訴えかけることのできるのが絵グラフです。
絵グラフというからには、絵を用いて量を表します。用いる絵は何でもよいのですが、調査結果が伝わりやすいように内容に沿うものを選ぶべきです。ここでは車の絵を使用します。
台数の分だけ車を並べることは不可能ですので、100万台あたり1つで車を並べることにします。縦軸にメーカーを、横軸に沿って車を並べることで次のグラフができます。これが絵グラフです。並べられた長さ、もしくは車の絵の個数が台数の多さを表しています。 |
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図3.3.11 世界の自動車メーカーの生産台数の絵グラフ |
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テーマに関連した絵を用いてグラフに表すことで、他の人に調べた内容を伝えやすくすることができます。 |
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| 次の表は、南北アメリカの各国の穀物自給率をまとめたものです。度数分布表、ヒストグラムを作成し、分布の様子を調べてみましょう。 |
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| 表3.3.11 南北アメリカ各国の穀物自給率 (%) |
| アメリカ合衆国 |
127 |
ドミニカ共和国 |
30 |
アルゼンチン |
256 |
ブラジル |
87 |
| エルサルバドル |
57 |
ニカラグア |
81 |
ウルグアイ |
177 |
ベネズエラ |
57 |
| カナダ |
142 |
ハイチ |
33 |
エクアドル |
73 |
ペルー |
57 |
| キューバ |
23 |
パナマ |
38 |
コロンビア |
47 |
ボリビア |
75 |
| グアテマラ |
55 |
ホンジュラス |
52 |
チリ |
70 |
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| コスタリカ |
21 |
メキシコ |
70 |
パラグアイ |
132 |
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(矢野恒太記念会編集(2003). 世界国勢図会第14版、 矢野恒太記念会) |
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解答はこちら >> |
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