Q2
次の表は、「平成23年所得再配分調査」(厚生労働省)における、各世帯の再配分所得(当初所得から税や社会保険料負担を控除し、公的年金などの現金給付と医療、介護、保育などの現物給付を加えたもの)に関する度数分布表である。なお、相対比率と累積比率は小数第2位を四捨五入することによる丸め誤差があるため、この表においては累積比率の差が相対比率と異なっているものがある。
この結果から得られるローレンツ曲線はどれか。次の(1)〜(5)のうちから最も適切なものを一つ選べ。
A2
解説:
- (1):
- 正しい。表から得られるローレンツ曲線である。
- (2):
- 誤り。50万円未満の相対比率24.9%に対して再配分所得比率は14.1%であり、大きく外れているので誤り。
- (3):
- 誤り。大きく外れている。縦軸と横軸が間違っているとも考えられる。
- (4):
- 誤り。100万円以上150万円未満の階級までの世帯の累積比率37.0%に対して、再配分所得の累積比率は20.5%である。Cは再配分所得の累積比率が20%を下回っているので誤り。
- (5):
- 誤り。大きく外れている。縦軸と横軸が間違っているとも考えられる。
よって、正解は(1)である。