Q5
次の表とグラフは、奈良市の2003年から2012年のそれぞれの年ごとの最高気温と最低気温についてまとめたものである。
この表とグラフから読み取れることとして、次の(1)〜(5)のうちから最も適切なものを一つ選べ。
A5
解説:
2つの動きを示す表と折れ線グラフから正しく傾向が読み取ることができるかどうかをみる問題である。
折れ線グラフでは、最高気温と最低気温の2つのグラフが同じ平面上に描かれているが、横軸は同じで、縦軸の温度の目盛が左右にあり、異なっていることに注意が必要である。
- (1):
- 誤り。最高気温、最低気温の折れ線グラフや表からも、毎年温度が上昇しているとはいえないので誤り。
- (2):
- 誤り。最高気温の折れ線グラフは、上下動を繰り返しているので、一定であるとはいえない。最低気温の折れ線グラフは一定または、下降傾向にあるので誤り。
- (3):
- 誤り。グラフや表より10年間で最高気温が最も高いのは2007年の37.9℃なので誤り。
- (4):
- 正しい。各年の最高気温と最低気温の差を求めると下のような表になり、2007年にその差が42.3℃で最も大きかったことがわかるので正しい。
- (5):
- 誤り。下の表より、差が最も小さかったのは、2009年の38.9℃であり、2003年が最小ではないので誤り。
以上から、正解は(4)である。