A2
解説:
分布の形によって、3つの代表値 (平均値、中央値、最頻値) の大小関係が変わることを理解しているかどうかをみる問題である。
左右対称で一山とみなせる分布の3つの代表値はおおよそ同じである。右または左に裾の長い一山の分布では、一番高い所に最頻値があり、長い方の裾に向かって、中央値、平均値が並ぶ。
与えられたヒストグラムでは、右に裾が長い一山の分布であり、最頻値 < 中央値 <
平均値となる。ヒストグラムから、最頻値167.5、中央値172.5、平均値176.25が概算でき、これらからも、(最頻値)<(中央値)<(平均値)が確かめられる。
よって、正解は(2)である。
なお、「右に裾が長い一山の分布」の他の表現として、「右に歪んだ分布」「右に 長く裾を引いた分布」などが使われる。