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3.高齢者の就業
日本の高齢者の就業率は、主要国で最高
主要国における高齢者の就業率を10年前と比較してみると、カナダは+5.3ポイント、アメリカは+4.2ポイント、イギリスは+3.7ポイントと、各国共に上昇していますが、平成25年の日本における高齢者の就業率は20.1%と、主要国で最も高い水準にあります。(図3)
高齢者の就業者数は、10年連続で増加し、636万人と過去最多
就業者総数に占める割合は、10.1%と過去最高
平成25年の高齢者の就業者数は前年と比べ41万人増加し、10年連続の増加で636万人と、過去最多※となっています。
また、平成25年の高齢者の就業率は、男性が28.6%、女性が13.7%となっています。このうち、65〜69歳の就業率は、男性が48.8%、女性が29.3%といずれも前年より高くなっています。(図4、図5)
※)比較可能な昭和43年以降
15歳以上の就業者総数に占める高齢者の割合は10.1%となり、前年に続き過去最高※となっています。(図6)
※)比較可能な昭和43年以降
高齢雇用者の7割超は非正規の職員・従業員
「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最多の理由
平成25年の就業者のうち、雇用されている者は役員を除いて5201万人であり、うち高齢者(以下「高齢雇用者」といいます。)は、285万人と、役員を除く雇用者全体の5.5%を占めています。
また、雇用されている5201万人について、正規・非正規の別をみると、正規の職員・従業員が3294万人、非正規の職員・従業員が1906万人となっています。このうち、高齢雇用者の非正規の職員・従業員は203万人と、高齢雇用者の71.5%を占めています。(図7)
高齢雇用者について雇用形態別の内訳をみると、パート・アルバイトが46.7%と最も高く、次いで正規の職員・従業員が28.5%、契約社員が8.4%などとなっています。(図8)
雇用形態が非正規の職員・従業員の高齢雇用者について、現在の雇用形態についた主な理由別にみると、「自分の都合のよい時間に働きたいから」が30.1%と最も高く、次いで「家計の補助・学費等を得たいから」が21.0%、「専門的な技能等をいかせるから」が13.4%などとなっています。(図9)
◆「労働力調査」の詳しい結果は、こちら(http://www.stat.go.jp/data/roudou/index.htm)を御覧ください。