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II 高齢者の就業
高齢就業者は500万人を超え、産業別ではサービス業で拡大
高齢者のうち就業している者(高齢就業者)は、平成18年に510万人と、初めて500万人を上回りました。
産業別にみると、「農林業」が115万人(高齢就業者の22.5%)と2割強を占め最も多く、このほか、「卸売・小売業」(87万人、同17.1%)、「サービス業」(86万人、同16.9%)、「製造業」(66万人、同12.9%)で1割以上となっています。
平成15年からの推移をみると、建物サービス業などの「その他の事業サービス業」の増加により、「サービス業」の割合が拡大しています。(表3)
1〜29人規模の企業で高齢者の6割を雇用
高齢就業者のうち非農林業雇用者について、企業の従業者規模別(官公を除く。)にみると、1〜29人規模の企業が140万人(非農林業雇用者の60.9%)、30〜499人規模が71万人(同30.9%)、500人以上規模が19万人(同8.3%)と、1〜29人規模で6割を占めています。
平成15年からの推移をみると、30〜499人規模と500人以上規模で拡大傾向を示しています。(表4)