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平成28年社会生活基本調査へのメッセージ
(株)ワーク・ライフバランス代表取締役社長 小室 淑恵
平成18年にワーク・ライフバランス社を設立して以来,弊社では「ワーク・ライフバランスを最速で世の中に広めていく」ことをミッションに,働き方の見直しコンサルティング,行政・企業への意識啓発,組織診断調査,仕事の効率化や育児・介護と仕事の両立をサポートするモバイルサービスやクラウドサービスの開発など,さまざまな事業を展開してきました。
平成23年度調査時にも感じていたワーク・ライフバランスへの注目は,以降もますます高まっています。
平成28年4月からは「女性活躍推進法」が施行され,「日本再興戦略」や「一億総活躍プラン」では,働き方改革・長時間労働の是正の必要性が日本社会の最大のチャレンジとして明記されました。「出生率1.8」「介護離職ゼロ」と言ったワーク・ライフバランスに関わるKPIが掲げられ,8月にはワーク・ライフバランス実現の土台となる「働き方改革担当大臣」が新設されました。
その中で,社会生活基本調査の重要性もより高まっていくことでしょう。
私たち日本国民がどのように時間を使っているのか,また「介護の状況」や 「年次有給休暇の取得日数」「1週間の就業時間」などワーク・ライフバランスに関連する項目を時系列に追うことで変化が見え,国際比較もされているため日本国民の立ち位置も見えてきます。
調査の結果は,私たちも積極的に活用していきたいと考えていますし,多くの政策にも活用されることで,より活力のある日本社会の実現に繋がることを期待しています。
『社会生活基本調査』は,多くの方のご協力によって成り立つ調査です。
調査の意義をご理解いただいたうえで,ご協力をいただけるようお願いいたします。