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原口総務大臣のあいさつ要旨
平成22年国勢調査を1年後に控えて、円滑な実施に向けて、総務省を挙げた体制作り、このスタートに当たり、皆様に一言ごあいさつを申し上げます。
国勢調査は、言うまでもなく、国民生活に密接にかかわる国・地方の施策の最も基礎的なデータを提供するものです。国勢調査の実施は、総務省の「経済社会の安心・安全の確立」という使命にも大きく貢献し、合致するものであります。総務省は国民生活に身近な行政を担う官庁でございます。私たちは、この統計局を中心とする皆さんとともにこの発足に当たり、この場に立ち会えることを心から誇りに思います。また、先日、統計局の職員の方が、カンボジアのフン・セン首相から表彰を受けるという栄誉もお聞きしたところでございます。
実は、私は、佐賀市から出た130年ぶりの大臣でございます。もともとこの国勢調査をスタートさせる原動力になったのは、当時、参議でございました130年前の大臣、大隈重信公でございます。大隈重信公は、こういう言葉(※)を残しています。
「現在ノ国勢ヲ詳明セザレバ政府則チ施政ノ便ヲ失フ 過去施政ノ結果ヲ鑑照セザレバ政府其政策ノ利弊ヲ知ルニ由ナシ」
正に、この言葉が、いかに国勢調査が大事であるかということを物語っていると思います。平成22年国勢調査は、開始以来90年、正に節目の年を迎え、私たちはその原点に返って、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
結びになりますが、この総務省を挙げての取組には、国民の皆さんの御協力が不可欠であります。
今日の我が国で一体どのようなことが起きているのか、最新の正確な統計が必要です。恐竜が滅びたのは、その情報が脳に伝わるまで時間がかかったからであります。迅速で、正確で、そして実態をきっちり把握した国勢調査を行うべく、私たちも全力で頑張ってまいりたいと思います。
この国勢調査は、私たち役所だけではできるものではありません。統計局を始め、多くの皆さんの苦労に感謝するとともに、国民の皆さんに多くの御協力をお願いいたしまして、本部長としての冒頭のあいさつに代えたいと思います。
※大隈重信が明治14年(1881年)に建議した『統計院設置の件』の冒頭部分。(以下のような趣旨)
「現在の国の情勢を詳細に明らかにしなければ、政府は政治を執り行うことができない。また、過去の施政の結果と比較してみなければ、政府はその政策のよしあしを知ることができない」
