ホーム > 統計データ > 家計調査 > 家計簿からみたファミリーライフ > 第2章 家計から分かる暮らしの特徴
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消費の動向は,私たちの暮らしぶりの変化に伴い変わります。ここでは,近年の消費生活を特徴づける現象を取り上げてみます。
消費支出の構成の変化をみると,エンゲル係数は,昭和40年には38.1%でしたが,生活水準の向上に伴い低下が続き,54年には30%を下回り,平成20年には23.2%になりました。
また,消費支出に占める通信及び教養娯楽の割合は,昭和40年は7.7%でしたが,平成20年には14.6%と,ほぼ倍増しています。

最近の勤労者世帯の平均消費性向の推移を世帯主の年齢階級別に見てみると,60歳未満の各階級ではほぼ横ばいであるのに対し,60歳以上の世帯では平成19年に低下したものの,14年以降上昇傾向にあり,20年は再び上昇しました。
平均消費性向の上昇は,可処分所得以上の消費支出の伸びか,可処分所得の減少が原因です。
世帯主が60歳以上の勤労者世帯は,定年退職後に再雇用となった世帯等が増え,世帯層の平均的な所得水準が低下しているのかもしれません。

エンゲル係数…消費支出に占める食料費の割合。
平均消費性向…実収入から税金等を引いた可処分所得に対する消費支出の割合。
1世帯当たりの年間支出金額について,消費者物価の変動分を取り除き,昭和40年を100とした実質年間支出金額指数の推移をみると,食料(全体)にはあまり変化が見られないのに対し,調理食品及び外食は上昇し,平成20年はそれぞれ昭和40年の2.1倍,1.8倍になっています。また,外食は平成4年以降低下傾向にあるのに対し,調理食品は13年以降ほぼ横ばいになっていましたが,20年は低下しました。
光熱費の実質年間支出金額指数をみると,電気代は上昇傾向にあり,平成20年は昭和40年の6.6倍になりました。これに対し,灯油,プロパンガス及び都市ガスは,平成初期までは上昇傾向にあったものの,その後横ばいになり,灯油及びプロパンガスは近年は低下傾向にあります。
電話通信料の1世帯1か月当たりの支出金額の推移をみると,平成6年に携帯電話機がレンタル制から売り切り制になると,利用料金の低下,電話機の軽量化,電池の長寿命化が加速し,携帯電話の契約数が爆発的に増加したことなどから7年以降増加傾向になっています。
平成12年に個別に集計を開始して以来,移動電話通信料の増加に対し,固定電話通信料は減少を続けています。

勤労所得税などの税金(直接税)の実収入に対する割合をみると,平成20年(7.9%)は昭和40年(5.0%)に比べ1.6倍になりました。
また,公的年金保険料,健康保険料などの社会保険料の実収入に対する割合をみると,平成20年(9.2%)は昭和40年(3.3%)に比べ2.8倍になっています。

毎年,夏と年末にハムの支出金額が増加し,その1か月後には,ベーコンの支出金額が減少する傾向がみられます。お中元,お歳暮の品としてハムが購入されることに対し,それを贈られた世帯では,頂き物のハムを食べきるまで,ベーコンの購入を控えているのかもしれません。

消費者の特徴的な購買行動として,1年の中でも特定の日に購入が特に多くなる商品があります。日別集計結果から,そうした特徴を見てみましょう。
節分の日(平成20年は2月3日)のすし(弁当)の購入金額は,太巻の購入などにより年間の1日当たりの平均支出金額の9.6倍になります。
うなぎのかば焼きの購入は,夏の土用の丑の日(平成20年は7月24日及び8月5日)には年間の1日当たりの平均支出金額のそれぞれ43倍及び5.3倍になっています。
かぼちゃの購入は,冬至(平成20年は12月21日)に特に多く,年間の1日当たりの平均支出金額の3.5倍になっています。

*赤線は,年間(平成20年)の1日当たり平均購入金額を表します。
消費者のし好,特に食生活にはお国柄が表れます。
「都道府県庁所在市別」の結果から,地域の特徴が見られる代表的な品目を取り上げてみました。
北海道は全国でも有数のメロンの生産地で,色々な種類のメロンが市場に出まわっています。また,贈り物に人気のブランドメロンがあります。札幌市の平成18〜20年の年平均の「メロン」の支出金額は4,226円で,全国平均(1,518円)の2.8倍になっています。

全国には様々な特色をもった郷土みそがあります。その中で信州みそは,信濃の国,現在の長野県でつくられ,あっさりとした味で人気です。長野市の平成18〜20年の年平均の「みそ」の支出金額は4,061円で,全国平均(2,682円)の1.5倍になっています。

徳島県には,鳴門金時というかんしょがあります。鳴門海峡の砂地で作られる特産物で,栗のような食感が好まれます。徳島市の平成18〜20年の年平均の「かんしょ」の支出金額は2,823円で,全国平均(1,002円)の2.8倍になっています。

下の表は,平成18〜20年平均の品目別「年間購入量」又は「年間支出金額」が,全国で上位(太字は1位)である主な品目について,都道府県庁所在市別(川崎市及び北九州市を含む)にまとめたものです。それぞれの地域の特徴が表れています。
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都道府県庁所在市 |
品目 |
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札幌市 |
メロン,さけ,たまねぎ,ほたて貝 |
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青森市 |
ほたて貝,りんご,カップめん,いか |
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盛岡市 |
中華めん,わかめ,だいこん,つゆ・たれ |
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仙台市 |
かまぼこ,さんま,ゼリー,ウィスキー |
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秋田市 |
ほうれんそう,なす,生しいたけ,ウィスキー |
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山形市 |
こんにゃく,たけのこ,しょう油,中華そば |
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福島市 |
もも,納豆,食用油,かつお |
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水戸市 |
せんべい,プリン,納豆,メロン |
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宇都宮市 |
ぎょうざ,だいこん,グレープフルーツ |
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前橋市 |
乳酸菌飲料,きゅうり,生うどん・そば |
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さいたま市 |
レタス,スパゲッティ,チーズ,いちご,紅茶 |
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千葉市 |
ピーマン,レタス,ジャム,ぶどう酒 |
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東京都区部 |
ぶどう酒,バター,チーズ,さやまめ |
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横浜市 |
しゅうまい,ジャム,ハム,トマト |
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新潟市 |
清酒,ばれいしょ,さやまめ,トマト |
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富山市 |
こんぶ,もち,ぶり,ソーセージ |
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金沢市 |
ビール,アイスクリーム・シャーベット,すし(弁当),すし(外食) |
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福井市 |
油揚げ・がんもどき,さといも,カツレツ |
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甲府市 |
ぶどう,あさり,干しあじ,果物加工品 |
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長野市 |
みそ,小麦粉,りんご,砂糖 |
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岐阜市 |
かき(果物),喫茶代,ビスケット |
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静岡市 |
しらす干し,緑茶,米,まぐろ,みかん |
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名古屋市 |
オレンジ,まんじゅう,喫茶代 |
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津市 |
牛肉,かつお節・削り節,魚介のつくだ煮 |
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大津市 |
こんぶつくだ煮,バター,卵,マーガリン |
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京都市 |
たけのこ,ねぎ,パン,ピーマン |
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大阪市 |
たこ,はくさい,ねぎ,マーガリン |
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神戸市 |
食パン,うなぎのかば焼き,紅茶,マーガリン |
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奈良市 |
キウイフルーツ,キャンデー,コーヒー,すし(外食) |
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和歌山市 |
梅干し,牛肉,えび,さば |
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鳥取市 |
かに,なし,いわし,かれい,バナナ |
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松江市 |
しじみ,マヨネーズ・ドレッシング,あじ,ごぼう |
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岡山市 |
かき(貝),ぶどう,もも,ソース |
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広島市 |
かき(貝),ソース,ミネラルウォーター |
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山口市 |
マーガリン,食用油,ふりかけ |
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徳島市 |
かんしょ,煮干し,ちくわ,生しいたけ |
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高松市 |
生うどん・そば,乾うどん・そば,日本そば・うどん |
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松山市 |
みかん,煮干し,卵,果実・野菜ジュース |
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高知市 |
かつお,干しいわし,はくさい漬,発泡酒 |
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福岡市 |
鶏肉,キャベツ,たらこ,ごぼう |
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佐賀市 |
ようかん,たい,カレールウ,調理パン |
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長崎市 |
カステラ,合いびき肉,あじ,ベーコン |
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熊本市 |
すいか,さといも,ケチャップ,弁当 |
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大分市 |
干ししいたけ,鶏肉,スナック菓子 |
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宮崎市 |
焼ちゅう,煮干し,干しいたけ,干しいわし |
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鹿児島市 |
揚げかまぼこ,酢,もやし,ケチャップ |
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那覇市 |
かつお節・削り節,粉ミルク,にんじん,豆腐 |
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川崎市 |
干しのり,バター,茶飲料,ハンバーガー |
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北九州市 |
たらこ,さば,たい,さしみ盛合わせ |