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家計調査平成14年平均結果の概況(詳細編)II-2.(3)(4)(5)
(3)可処分所得の格差は拡大
可処分所得は,第I階級で258,326円,第V階級で704,846円となった。
対前年実質増加率をみると,第IV階級は同水準であったが,第I階級,第II階級,第III階級及び第V階級はそれぞれ4.4%,3.6%,1.2%,0.8%の減少となった。
なお,可処分所得の第I階級に対する第V階級の格差は2.73倍となり,前年の2.63倍に比べ0.10ポイント拡大した(図18,表12)。
(4)消費支出は第I階級及び第III階級で実質減少
消費支出は,第I階級で213,248円,第V階級で481,153円となった。
対前年実質増加率をみると,第II階級,第IV階級及び第V階級はそれぞれ0.6%,1.3%,1.3%の増加となったが,第I階級及び第III階級はそれぞれ3.2%,2.9%の減少となった(表12)。
(5)平均消費性向は第III階級を除き上昇
平均消費性向は,第I階級で82.5%,第V階級で68.3%となった。
前年と比較すると,第III階級は低下したが,第I階級,第II階級,第IV階級及び第V階級は上昇となった(図20,表12)。